よく心の乱れを感じることはありませんか?
それは自律神経を整える必要のあるサインなのかもしれません。
僕たちは、目に見えない心のケアは無視してしまいがちなのです。
それ故に、
自律神経が乱れストレス耐性が整わない状況が続いてしまうと、
次に訪れてくるのが、身体の影響へと繋がっていきます。
あなたは、もしかするとこのような症状を経験しているかもしれません。
- 動機・息切れ
- 目まいや耳鳴り、頭痛
- 過度に緊張・神経質
- 慢性的な疲労感
- 胃腸の調子が悪い
- 環境の変化に弱い
- 立ちくらみがよく起きる
- 手足の冷える感覚が強い
- やけにまぶしく感じる
- 胸が締めつけられる感覚
- 不規則な心臓の鼓動や脈拍
- ずっと続く肩こり、腰痛
- 手足がダルくなる
- 朝、起きると疲労感がある
- 異常な汗や部分的に強い汗をかく
- 怖い夢や金縛りによくあう
- 風でもないのに咳が出る
いかがでしょうか、
上記の項目では、あなたはどのくらい当てはまるものがありましたか?
- 0~1個程度なら、問題はなさそうです。
- 2~3個程度なら、自律神経が多少ほど整っていないと言えそうです。
- 4~6個程度だと、自律神経失調症の疑いがあるかもしれません。
- 7個以上だと、早急な休養と専門家への相談が必要です。
もし、あなたが過度に緊張しやすいタイプだったとしても、
自律神経がしっかりと整っているなら、たとえ緊張するような場面でも、
「緊張するけど、まあなんとかなる!」
と、このようにストレス耐性がしっかりと付くようになります。
どんな人でも、ストレスそのものは感じますが受け取り方に違いが出てくるのです。
(前回は、冷静沈着になる5つの方法-揺れない動じない柔軟な性格とは?にて、
冷静沈着な人とはどのような人のことを言うのか?本当の冷静沈着になるとは何か?
冷静沈着の本質と、そのための揺れない心をつくる方法を5つご紹介しました。)
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自律神経はアクセルとブレーキの両方を整える
車には、アクセルとブレーキがあってはじめて車として機能しますね。
自律神経もまた同じように、アクセルとブレーキがあります。
- アクセル = 交感神経(動きを活発にする神経)
- ブレーキ = 副交感神経(身体を休ませる神経)
このようにアクセルとブレーキが適度に働くことによって、
自律神経が整のった状態となり、健康な状態でいられます。
もし、どちらか一方の機能に問題が発生してしまったらどうなるでしょうか?
それが記事の冒頭に上げた17個の項目ということになるのです。
つまり、
あなたが上記の項目でいくつか該当するものがある場合、
それは、自律神経を整えている「アクセル」か「ブレーキ」のどちらかが、
問題を起こしていると言うことになるのです。
たとえば、
過度に緊張・神経質になる場合は、アクセル(交感神経)に問題があります。
次に自律神経を整えるためのムリせず鍛える方法をご紹介します。
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1、水を飲む
自律神経を整えるシンプルな方法は水を飲むことです。
毎日1~2リットル程度の水を意識して飲むことは、ムリせず行えると思います。
一気に飲むようなことはせず、こまめに飲むようにしましょう。
2、腹式呼吸
実は浅い呼吸だと、脳まで酸素を届けることができないのです。
不安、イライラ、緊張、嫉妬などのネガティブな感情は、呼吸を浅くしてしまい、
自律神経が不安定になることによって、さらに悪化することに繋がります。
上を軽く向いて3~4秒で吸い、6~8秒掛けてゆっくり吐く腹式呼吸で心を整えます。
3、日光を浴びる
人の体内時計は25時間にセットされています。
なので、毎朝3~5分程度の日光を浴びることで体内時計の調整をする必要があります。
そうすることによって眠気が飛び、身体のリズムが再調整されて自律神経も整います。
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4、食事の仕方
ストレスのかかる食べ方とは、胃に負担をかかる食べ方です。
食べすぎないよう腹八分目で抑え、意識的に良く噛むことで自律神経を整えることができます。
特に良く噛むことは、満腹中枢を刺激するだけでなく自律神経の安定に繋がります。
(参考記事:食欲を抑える方法-ストレスや衝動をセロトニンで解消)
5、適度な運動
適度な運動をすることが健康増進になることは誰もが知っていることだと思います。
ですが、僕たちは分かってはいるけど実感が沸かないので軽視してしまいがちです。
ウォーキング、ランニング、ウエイトトレーニング、ヨガ、ストレッチなど何でも良いと思います。
あなたが楽しいと感じるものを選んで継続することが大切です。
自律神経を活動モードにするには、運動が一番適した方法となります。
(参考記事:身体を鍛えることで精神的にも逞しく人生を変える5つのメリット)
6、十分な睡眠をとる
自律神経が乱れる人に多いのが夜更かしです。
理想の睡眠時間はおよそ7時間と言われており、なるべく早寝早起きを心掛けます。
22~6時の間に多く眠ることで、生体リズム的に良いと言われています。
この時間帯は、副交感神経が優位になるので自律神経を整えるには考えておきたいところです。
7、人間関係
一緒にいて「楽しい」と思える人を中心に付き合っていくことが大切です。
心から楽しい時間を過ごせる人間関係は、あなたの価値観とほぼ一致しているからです。
そうした人間関係には、自分をムリすることはなくストレス耐性も悪い影響になりません。
さらに良い感情をたくさん味わうことは自律神経を整える方法と言えます。
(参考記事:人間関係ってめんどくさい-職場でラクになる為の5つの方法)
8、ファッション
自分の好きなファッションスタイルで街に出掛けることは、
とても心がおどる瞬間でもあり、プラスの感情によって自律神経も整います。
ピンキーリングは小指にはめる指輪のことですが、同時に自律神経のツボも刺激します。
9、理想のシンプルライフを目指す
部屋の中を片付けて整えることは、頭がスッキリして自律神経を整えることになります。
不要なモノを整理して、よく使うモノを使いやすく整頓することは生活のストレスが激減します。
ここでは特に「心地よい香り」を部屋の中に取り入れることを意識します。
五感の中でも嗅覚だけは脳のフィルターを介さず、大脳辺縁系にダイレクトに伝えるので、
あなたが好きと感じられる「心地良い香り」は、自律神経に与える影響がとても大きいのです。
10、瞑想
やる気がでない何もしたくない一日中眠い人のスッキリ簡単瞑想6ステップにもあるように、
毎日のONとOFFをしっかり行い、心にメリハリをつけて過ごすことは、
上記でご説明したアクセルとブレーキの関係から、自律神経を整える上でな大切な方法です。
9の項目で部屋の片づけをしてリセットするように、
脳にも気が付かないうちに不要なメモリーが溜まるので、瞑想によってリセットが必要です。
自律神経を整える方法は、ムリせずできることから
上記でご紹介した内容を実践されても、
それ以外のあなたにあった方法でも何でも構いません。
要は、
毎日継続できることが自律神経を整える上で大切だからです。
焦らず、気長にじっくりと。
そうしていくうちにいつの間にか、不安や緊張を感じることはなくなるでしょう。
ムリせず自律神経を鍛えて、自分らしく生きられることを祈っています。
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