何もかも捨てたい 断捨離

 

何もかもが地獄でしかなかった。

僕は2008年11月に仕事を辞めて実家に戻った。

父親に白い目で見られ、アルバイトの掛け持ち生活が始まった。

2010年6月からは何とか派遣で働ける仕事を見つけた。

 

そこからは家も仕事も居場所がない地獄に変わった。

 

今が辛くて、もう何もかも捨てたい!

時にはこんなことを思うことってありますね。

僕達の人生は、いつでも順風満帆とはいきません。

必ず向かい風に押し戻されるような時期は訪れます。

 

けど、良くも悪くも全ては変化していきます。

特に辛い時期なんて永遠のように思えるかもしれません。

 

今回は、今が辛くて何もかも捨てたいと思ってるあなたへ、

過去に僕が95%以上の物を断捨離して得た経験として、

今では独立して自由な生き方を得た根幹をお伝えします。

あなたの現状を変えるひとつのきっかけになれば幸いです。

 

前回は、物を捨てることで人生が変わる人がいますが、

変わらない人と変わる人の違いや秘密とは一体何なのか、

捨てられない現状を抜け出す本質的な内容についてでした。

物を捨てるには勇気がいる!そこまでして何が得られるのか

 

スポンサーリンク

我慢の限界で溢れ出る思い

 

人は我慢をし続けると必ずどこかで爆発します。

その我慢とは感情にフタをしてしまうことです。

仕事でも過程でも我慢をし続ける環境にあるなら、

いろんな理由があってその環境から離れたりしますが、

 

根っこの部分は感情にフタをして苦しいからなんです。

 

僕も実家での生活や会社の人間関係や業務内容、

何もかもが我慢をし続ける環境の中で過ごしてました。

この何もかもが我慢をするという状態になると、

 

全てが嫌になって何もかも捨てたい!

 

という気持ちが溢れ出てしまうのです。

だけど生きていくためには家も仕事も必要です。

これらを失っては今後生きていく術がなくて困ってしまいます。

 

だからやっぱり我慢をしないといけない・・・

それに今の苦しい状況からどうにかして抜け出したい・・・

そこで自分の溢れ出る思いは部屋の物へと向かっていきました。

 

当時はとにかく、変えたい!変わりたい!

そんな思いが僕を突き動かして断捨離を実行し続けました。

 

だけど何もかも捨てたいという気持ちには、

本当はどうなりたいのかという本音も潜んでいます。

だって本当はこんな生き方がしたいと思ってるけど、

そうなれない現実とのギャップに苦しくも感じますよね。

そもそも辛いとか苦しいとかの感情って、

 

何かと比較しなければそれを辛いとか苦しいと判断しません。

 

じゃあ、その比較する対象は何なのかというと、

それが心の奥底にある本当はどうなりたいかという思いなのです。

そして実はこうした状況によってやっと自覚できるものでもあります。

ある意味では訪れた出来事は自分を変えるチャンスでもあるのです。

 

 

スポンサーリンク

今の自分を等身大に見るということ

 

だけど本当はどうなりたいかというのは、

言葉では簡単だけど感じとることは難しいです。

なぜなら、僕達は普段から考える癖があるからです。

 

たとえば軽く目をつむってみて、

五感で感じることに意識を向けてみて下さい。

 

やってみると分かりますが、

意外と考えてしまっていることに気付けるはずです。

心臓の鼓動や脈や呼吸の動き、椅子の感触や筋肉の緊張具合など、

それらを感じようとしても、つい考えてしまう癖があるのです。

 

別のたとえだと車で走って目的地に向かっていて、

目の前に別れ道があってどっちか選ばないといけない時、

こんな時もどっちに行くべきかを考えてしまわないでしょうか。

迫る焦りとともに必死に考えて答えを出そうとします。

 

人間には感じることと考えること両方がありますが、

僕達は普段からこの2つを混同してしまいがちなのです。

感じることなんて特に意識せずこれまで過ごしてきたからです。

 

けど考えて出した結果って本当の望むことじゃなかったりします。

 

たとえば好きな人と一緒にいる時間って、

幸せとか嬉しいとか楽しいとか身体で感じて実感しますね。

そんな時こそ本当に望んでることだと実感しないでしょうか。

 

僕達は大切な決断に考えて導き出そうとします。

けどそれではありのままの等身大の自分を見れないのです。

なので普段から考える癖がないかに気付くことが大切です。

 

 

自分と世の中の中心に見えるもの

 

もうひとつ等身大の自分を見るのに役立つ方法で、

自分がどんな人間かを知る簡単な方法を紹介します。

それは人間とは主に以下の4つに分類されます。

 

  1. ポジティブで自立タイプ
  2. ネガティブで自立タイプ
  3. ポジティブで依存タイプ
  4. ネガティブで依存タイプ

 

僕達は他人のことを見るときに、

よくポジティブとかネガティブなんて言ったりしますね。

またしっかりしてると自立、甘えてると依存って言いませんか?

それぞれは私見ではありますが以下の通りです。

 

  • ポジティブ = 前向きだけど現実を直視しない傾向がある
  • ネガティブ = 世の中を批判的に見がちだけど危機管理が強い
  • 自立 = 自分は偉いと思っていて素直になることができない
  • 依存 = 自分を過小評価し過ぎて他人を逆恨みしやすい

 

あなたはどれに当てはまると感じますか?

因みに僕は普段からネガティブで自立タイプです。

つい批判的になりがちで素直になることが難しいです。

 

けどこれはどっちが良いとか悪いとかじゃありません。

自分がどの傾向が強いのかを知ることが重要なのです。

というのも等身大の自分とはその中心に存在するからです。

 

自分は本当はどうなりたいのか?

 

これは自己中心的でも自分を犠牲にし過ぎるのではなく、

自分と世の中とのバランスが上手くとれることで、

 

「ああ、今はほんとに幸せだなぁ・・・」

 

て心から感じる生き方ができるものだからです。

そんな生き方に近づくための手掛かりのひとつなのです。

 

 

テクニックも大切、だけど本質を知ることも大切

本日のまとめ:

  • 捨てたい思いには、本当はどうなりたいかの本音が潜んでいる
  • 人は考える癖があって等身大の自分が見れていない
  • 自分の傾向を知って世の中のとのバランスをとる

 

ここでお伝えした内容ですが、

最初からパッとは分からないかもしれません。

特に自分の傾向なんて日常生活を送っているうちに、

 

「自分ってこういう傾向があるなぁ・・・」

 

と何となくでも感じられるようになっていき、

そして少しずつ意識するようになって自覚できていきます。

そもそも人間はたった1回では深くは理解しきないんですね。

 

何もかも捨てたいと思うような状況は、

きっと過去の僕のように苦しい状況にあるのかもしれません。

確かに断捨離のテクニック的なことも知っておくことは大切です。

 

けどどうせなら本質を知って人生を変えたいですよね。

 

部屋がシンプルにお洒落になったとしても、

それだけでは何か満たされない感じがあったりするものです。

自分が本当の意味で心から満たされるものが何かを知れば、

結果的にオモチャ箱をひっくり返したような部屋になったとしても、

人生は自由に幸せに生きられるのではないでしょうか。

 

不要なものを捨てられることを祈っています。

 

関連記事:

片付けられない人の特徴5つとたった1つのシンプルな改善策

物を捨てられない心理5つと捨てるコツ

 

スポンサーリンク