頭がいい人って一体何が違うのでしょうか?
あなたは、記憶力を鍛える効率的な方法があるのをご存知でしょうか。
脳の働く力として、記憶力は判断力や想像力、学習能力などと並び、
脳力として非常に重要な位置付けにあります。
他には、コミュニケーション能力、発想力、創造力、企画力、行動力、情報処理能力・・・
脳力には記憶力だけでなく、たくさんの機能が存在します。
その中で、もっともシンプルなのが記憶力であり、
もっとも鍛えることがもっともシンプルなのも記憶力です。
あの学生時代に一生懸命覚えた英単語や漢字など、
勉強の中で記憶することが一番シンプルだったと思いませんか?
さらに、
記憶力を鍛えることで、全体の能力を底上げすることも可能なのです。
記憶力を鍛えることで、受験や資格のための勉強のためだけでなく、
仕事でも自然と頭の中に入っていき、いざ作業するときに自然と身体が動ける。
そんな方法があるとするなら、あなたは身に付けたくありませんか?
それは、
「五感」をフル活用した記憶力を鍛える方法です。
つまり、
頭で記憶するだけでなく、身体全体を使って記憶する方法です。
頭のいい人は、実は記憶力が良いと言うよりは、記憶の仕方が良いと言えます。
今回は、頭のいい人の5つの記憶術についてお伝えしたいと思います。
(前回は、成功するには達成感を感じること-チャレンジへの恐怖心を克服にて、
成功してから達成感を感じるのでなく、達成感という可能性を感じるからこそ成功し、
チャレンジすることへの意識をあることへ変えることで恐怖心を克服する方法をお伝えしました。)
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記憶力を鍛える方法1:視覚
記憶力を鍛えるのに視覚を使うとは、どのような方法なのでしょう。
それは、
勉強する前、仕事をする前、何か重要なことをする前に眼球を動かすことです。
要するに、目のストレッチをするということです。
左右、上下、ななめ、グルッと一回転させて今度は反対に一回転。
そして、まぶたをギュッと軽く力を入れてつむり、パッと開く。
次に高速でまぶたを連続で閉じたり開いたりを繰り返します。
いかがでしょう、
たったこれだけで、ちょっと爽快な気分になりませんか?
少し意識がスッキリしたような気持ちになれます。
こうすることで、右脳と左脳がバランス良く機能するようになります。
視覚から入る情報は五感の中でもっとも多いので、
運動する前ののストレッチのように、仕事や勉強の前のストレッチとして、
とり入れて見ると1時間後、2時間後の結果に大きく違いが出てくるかもしれません。
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記憶力を高める方法2:聴覚
聴覚を使った記憶力を鍛える方法はとてもシンプルです。
それは、
ただ音読すること。
たったこれだけです。
また、実際に声に出して覚えるということは「オートクライン」効果があります。
オートクラインとは、自分が声に出して言った言葉が自分の耳に直接入ってくることで、
今まで気づかなかった自分の側面、才能や重要なことに気づくことができる効果のことです。
あなたは、他人の言うことだと話半分しか聞けないけど、
自分が納得したことなら率先して行動した経験はありませんか?
僕たちは、自分が心から納得したことでなければ行動しない生き物なのです。
それは同時に心から納得することならば記憶から離れないという意味でもあります。
うまく自己説得することも記憶力と深い関係にあります。
記憶力を鍛える方法3:嗅覚
実は嗅覚というものは他の感覚とは情報伝達経路が違うのです。
五感の中で視覚、聴覚、触覚、味覚は大脳皮質を経由して大脳辺縁系に到達します。
ですが、
嗅覚だけは大脳辺縁系にダイレクトに情報を送ります。
これがどういう意味だかお分かりになるでしょうか?
潜在意識へとダイレクトに情報が浸透していくということです。
匂いを嗅ぐだけで、あのころの懐かしい思い出が生々しくよみがえる仕組みは、
感情脳と呼ばれる大脳辺縁系を直接刺激することで、強い感情が湧き上がるからです。
これを「プルースト」効果といいます。
特に記憶したい大切なことは、バラの香りなどを漂わせておくと、
必要なときにその匂いを嗅いだだけで思い出すことができます。
記憶力を鍛える方法4:触覚
触覚を活用した記憶力を鍛える方法はシンプルです。
ただ身体を動かす。
これだけです。
たとえば、メモをとるということがあります。
教わったことや教えてもらったことをすぐに紙に書くという行動には、
覚えたことを忘れないためにメモをとるという意味に加えてもっと重要なのは、
書くと言う身体の動きを付けることで、より強く記憶する意味があります。
なぜなら、
文字で書くという行動は、アウトプットするからです。
紙に書き出すことや口に出すことなどアウトプットするときには、
必ず取り入れた情報を一度整理し直す必要があります。
このように一手間入れる行動が記憶力に大きな影響を与えるのです。
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記憶力を鍛える方法5:味覚
甘味、苦味、酸味、渋味、うま味、塩味・・・
口に含んだときは、このような味が口の中に広がります。
味覚はもっとも記憶が薄れないと言われています。
それはなぜだか分かりますか?
それは、
身体に取り込む最終的なフィルターの役割を果たしているからです。
なぜ、苦い思い出、甘い体験、しょっぱい思いなど味覚を表現する言葉が、
人生の体験を現す言葉として使われるのでしょうか。
味覚は五感の中で記憶が薄れないからです。
命とも直接関わるものなので、とても重要な役割を果たしているのです。
親しい人と楽しい時間に飲んだコーヒー、
大会で優勝したら祝勝会、会社の忘年会、誕生日パーティー・・・
気が付けば、楽しい時間にはいつでも「味覚」が関わっています。
僕たちは需要なことは既に知っているのかもしれません。
味覚を活用した記憶には「エピソード記憶」があります。
方法はシンプルです、
ただ楽しい体験のときに好きなものを口にするだけ。
記憶したいときに好きなものを口にして、
思い出したいときに好きなものを口にすると、
同時にそのときの体験を思い出すことで、記憶を引き出せるかもしれません。
あなたが一番記憶したいことは?
あなたが一番記憶したいことはなんでしょうか?
自分にとって人生で一番価値を感じることは、
わざわざ記憶力を鍛える意識を持たなくても自然と心に刻まれるのかもしれません。
自然と動き、自然と覚える。
これがもっとも深く記憶できる方法だと思います。
大切なことだけをシンプルに。
五感に良い刺激を受けられることを祈っています。
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