もう、何もかもが嫌になる・・・
いっそ何もかも捨ててしまいたい・・・
目の前の現実が嫌になることってありますよね。
全てを捨てて生きると楽になれるのに・・・
人生をリセットすることができれば、
仕事、人間関係、執着心、虚栄心、劣等感など、
ありとあらゆる心や環境の悩みから解放され、
自分の本当の答えを見つけられるかもしれません。
確かに捨てるということは大切ですが、
それを実行するのは勇気がいるものだと思います。
僕は今から7年前くらいになりますが、
自分の部屋の物を95%以上捨てたことで、
全てを捨てて生きるということを選択しました。
結論から言うと望んだ人生は実現できます。
ではなぜ部屋の物を捨てて人生が変わったのか。
今回は、捨てると人生が変わる理由と、
捨てられないことへの対処についてもお伝えします。
前回は、自分らしさの本質と仕事をテーマにして、
感情の手放すことの重要性についてお伝えしました。
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本当に必要なものは1割にも満たない
僕は2010年の秋頃から2011年6月くらいまで、
およそ7~8ヶ月くらい掛けて断捨離をしました。
その当時は断捨離という言葉すら知りませんでした。
因みになぜ長期間になったかと言うと、
当時は製造業の派遣社員をやっていたのですが、
月100時間の残業に休日出勤もしていたので、
自分に与えられた時間が限られてたからです。
というのも夜勤明けの土曜の朝9~12時の、
環境クリーンセンターへ持ち運べなかったのです。
日勤と夜勤が一週間ごとに変わる勤務体制だったので、
月に2回しか持って行くことができませんでした。
父親の目を盗んで狭い軽自動車の中に詰め込み、
眠い目を擦りながらせっせと運んでましたね。
運転中も複雑な気持ちになることもありました。
あの時は仕事がなぜか緊張感のある部署で、
1ヶ月で7キロ痩せるほど精神的に辛かったし、
前の仕事を辞めて実家に戻っていたので、
父親から酷く冷遇を受けて板挟み状態でした。
実家は父親が1人で、
風呂、トイレ、台所、洗濯は一切使えず、
全て外出先で済ませて家では寝に帰るだけでした。
本当何もかもが嫌で仕方がなかったです。
けど何をどうすればいいのか分からなかったんですね。
そんな自分が何をすればいいのか考えた結果、
自分の身の回りにある物に目を向けました。
「とにかく変わりたい!」
「現状から抜け出したい!」
「できることをとにかくやろう!」
物を捨てることしか方法が思いつきませんでした。
非正規社員で将来の不安を拭えることはできないし、
手に職つけたくても技術も資格もないので無理だし、
けどこのまま冷遇を受けてる実家には居たくない・・・
それに相談に乗ってくれるような人もいないし、
友達って言っても上辺だけの付き合いだけだし・・・
そこでとことん物を捨てて分かったことなんですが、
物に限らず今あるもののほとんどは、
望む生き方に変えるのに関係がなかった・・・
ということだったんです。
今の仕事も人間関係も心の中で拘ってるものも、
そして怖れや見栄や過去のトラウマさえもです。
何もかも全部不要なものばかりだったのです。
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人生が変わるのは何かを始めることじゃない!?
物をとことん捨てたからと言って、
人生がすぐさま変わったわけじゃありませんでした。
けど変わるにはそのための状況を作ることが大切です。
つまり人生を変えるための土台作りです。
言い換えると環境作りということです。
けど多くの人は環境作りをすることなく、
新しいことを始めようとします。
例えばネットビジネスをやって稼ぎたい場合。
とにかく今の生活状況を変えずにやろうとします。
すると今まで使っていた時間を何とか割くことで、
時間を確保してやるというパターンになります。
これだと生活に無理が生じてしまい、
結果として挫折の原因へとなってしまうのです。
捨てるというのは新しいことを始めるのに、
足枷となる要因を取り除くためにすることです。
僕は95%以上の物を思い切って捨てたことで、
今まで時間を取られていたことを取り除きました。
そうすることで人生を変えるための学びに集中でき、
最初に環境を整えたので変わることができたのです。
これが全てを捨てて生きると人生が変わる理由です。
つまり始めから何かをやろうと考えるのではなく、
そのために「やめるべきこと」を考えるわけです。
そしてこれは多くの人が陥る落とし穴ですが、
やめるべきことを見極めてそれを断たなければ、
やらないことへの言い訳となってしまうのです。
「なんで我慢しないといけないんだろう・・・」
「こんなことやって意味あるんだろうか・・・」
「続けてもどうせ上手くいくかわからないし・・・」
こんな感じで自分の中から言い訳が出やすいです。
そもそも変わるという行動そのものって、
居心地の良い場所から抜け出していくことです。
人って居心地の良い場所から抜け出したくないんですね。
それでも何ら問題がないというのならいいんですが、
何とかしないといけないと分かっててもできない場合、
まずは足枷となる要因を取り除くことが大切なんです。
このように先に捨てることを考えるのは重要で、
この考え方は「引き算思考」なんて言われてます。
家を建てるのだって土壌を整備して基礎工事をし、
その上で家を建てるという手順を踏むはずです。
人生を変えることだって全く同じで、
先に何を捨てるべきかを考えて実行に移すことで、
足枷となる要因を取り除いて行動するわけです。
それが自分の土壌を整備することになります。
捨てるのではなく一旦距離をおくという考え方
けど切っても切れないものもあります。
例えば家族や親友なんかの人間関係です。
特に家族は死ぬまで切れない人間関係です。
そんな時は一旦距離をおくことを考えます。
僕は実家から離れるという選択をしました。
1人暮らしをして集中できる環境を作りました。
友人にしても縁を切るなんてことをするのではなく、
一緒に遊ぶのをやめるという選択をしました。
癖になってる行動を意識して変えるのは大変ですが、
ドライブをしたり、筋トレをしたり、散歩をしたり、
悪い癖が付かない行動を代替するようにしました。
このように完全に捨てるのではなくて、
自分から距離をおくことで無理なくできることもあります。
そしてここで最もお伝えしたいことは、
自分で工夫して環境を作っていくこと。
ということなんですね。
ただ全てを捨てて生きるだけでは何も変わりません。
自分の目的に合わせて何を捨てるべきかを考えて、
そのための環境を整えるよう工夫をすることです。
人生を楽しむために全を捨てて生きるべき
本日のまとめ:
- 本当に必要なものは1割にも満たない
- 人生が変わるのは何かを始めることじゃない!?
- 捨てるのではなく一旦距離をおくという考え方
今回の内容はいかがでしたでしょうか。
捨てるとはどういうことなのか、
何となくでもイメージはできましたか?
どうせ捨てるならその後の人生を楽しみたいですね。
やりたい仕事ややりたいことが分からなくても、
本当はどう生きたいという本音は誰にもあります。
そのために不要となるものを捨てるわけです。
そこで僕の経験で言えば、
今ある生活の95%は必要のないものばかりです。
かと言って全てを捨てろなんて言うわけじゃありません。
人によってタイミングもあるかと思います。
けどあなたが必要なタイミングに差し掛かり、
そして迷いや怖れで前に進めないのでしたら、
この捨てるという「引き算」の考え方を通して、
自分を見つめてみてほしいと思います。
よくスキルやテクニックより、
大切なのはマインドだと言われます。
じゃあマインドの何が大切なのかと言うと、
望む生き方に変えるための考え方に変える!
ということなのです。
素晴らしい考え方でも必要のないものだったら、
結局のところ意味がないのは言うまでもありません。
ぜひ、意識してみてほしいと思います。
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