お金もない、人脈もない、
自分を変えるための具体的な知識もない・・・
自分には何もないから人生を変えられないと思ってませんか?
日々の生活を丁寧に送ることを心がけることで、
生き方そのものを変えていくことができるのです。
片付けとは本来は生き方を変える力を秘めています。
物と向き合うことで考え方を変えていけるからです。
物を捨てることで気付かなかった執着心と向き合うからです。
2008年10月、当時の僕はほんとに何もない状態でした。
仕事も辞めて貯金もほぼ0円の状態で借金は約300万円。
親兄弟、友人関係に至るまで頼れる人はいませんでした。
そしてそのことに気付いてその年の12月に深く絶望しました。
「俺って、ホント何もないんだな・・・」
「今まで”ある”と思ってたことは全て幻想だった・・・」
だけど僕達は生まれたときからずっと持っているものがあります。
それは潜在意識と呼ばれる”もう1人の自分”のことです。
日々丁寧に自分らしくとはもう1人の自分と共に生きることです。
そのために知っておきたい5つのことをお伝えします。
(前回は、居心地のいい部屋を片付けせずにずっとキープする5つの条件にて、
せっかく居心地がいい部屋でも物が溢れては不快になってしまいますが、
ある片付けいらずでキープできるある条件についてお伝えしました。)
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1、ひとつのことに集中する
日々丁寧に暮らすこととは、
シンプルに言うとひとつのことを大切にすることです。
ひとつのことを大切にしていくと、
今まで見えていなかったものが見えるようになります。
たとえばスポーツでどうしても体得できない技があるとします。
身に付けようとする技のひとつひとつの動きをチェックしていくと、
どこのどの部分が問題だったかが分かるようになります。
とくに壁にぶち当たって混乱しているときほど効果的です。
一呼吸おいて心が落ち着いた状態にして、
あなたが重要だと思うことに集中してみて下さい。
ですが生活のありとあらゆることに丁寧である必要はありません。
本当に大切なことをひとつ、それを中心に行えば良いのです。
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2、守っているものを手放す
実際、家の中の9割は失ったとしても生活できます。
僕も実際に2009年から2010年の初夏にかけて、
自分の所有している9割以上の物を手放してみましたが、
生活に支障が出るということはありませんでした。
だけどここで言いたいのはそんなことではありません。
またこだわっている執着心を手放すとは少し違います。
それは心から大切にしているものを手放すということです。
これは実際に手放すのではなく心構えとしての意味です。
たとえば本当に好きな人と付き合えたら離れたくないですね。
だけど離れたくないという気持ちは同時に怖れを生んでしまいます。
それでは日々自分らしく生きるなんて不可能なことですね。
仮に恋人が他に好きな人ができたとき、
それがその人の幸せになるのなら潔く手放す覚悟を持つこと。
このような心構えを持つと覚悟を持って生きることになるので、
怖れるものなく日々丁寧に自分らしく生きられるようになるのです。
要するに大切なものほど心構えを決めておくことです。
失うことが嫌で守ってばかりいると意識がそれに囚われるからです。
心から幸せを感じるために大切なことではないでしょうか。
3、効率をもとめない
僕達は効率性を求められる日常にあります。
仕事だって家事だって効率的に行える方が良いですね。
効率的に行えれば時間の余裕も生まれます。
だけど効率とは丁寧の延長線上にあるのです。
それはひとつのことに集中するからこそ、
今まで見えなかったものが見えるようになり、
そこから効率性を見出せるからです。
たとえばある作業でマニュアルでは、
A、B、C、Dの順番通りに進めるように書いてあるとします。
何も考えずにただ言われた通りにしていればその順番で行うでしょう。
だけど作業中にひとつひとつの動きに意識を集中して見ていけば、
実はAからCにダイレクトにできることに気づけることがあります。
日々丁寧に自分らしく生きるとはただ丁寧にするのではなく、
そこに気づいて知恵にするという意味になるのです。
つまり何のための丁寧なのかを知ることが大切です。
そしてそれが自分らしさに繋がっていきます。
4、とらわれすぎない
誰だって不自由な人生より、
自由な人生の方がいいに決まっています。
そのためには自由に考える柔軟性は大切なことです。
だけど自由に考え”なければいけない”と思っていると、
それが結果的に不自由な選択をしてしまうことになります。
自由を求めて自由でなければいけない・・・
これってどこか違和感があると思いませんか?
自由で”なければいけない”に縛られているのです。
つまり、これが片方に意識がとらわれている状態です。
このようなとらわれはいいつの間にかなのです。
身近な日常ではどんなとらわれがあるでしょう。
- 仕事は真面目にしなければいけない
- 挨拶はしなければいけない
- 貯金をしなければいけない
- 言うことを聞かなければいけない
いろいろとありますね。
一見、正論のようなこれらの常識は、
とらわれすぎてしまうと自分を苦しくさせてしまいます。
苦しく感じるときとは自分を責めてしまう瞬間です。
つまりできなかった自分に対する否定的な思いです。
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5、頑張りすぎない
あなたにとっての頑張るって何でしょうか。
- 結果を出すこと
- できないことができるようになること
- 新しい能力を身に付けること
- 一生懸命にやること
- 誰かのために尽くすこと
いかがでしょうか。
あなたが今、何かに頑張っているのなら、
それはどんな気持ちで臨んでいるのでしょうか。
ではもし、それが心から楽しいものだとしたら?
たとえばテレビゲームはプレイすると楽しいですね。
最初は右も左も分かりませんがプレイしていくうちに、
段々とやり方を覚えてゲームをクリアするまでに至ります。
プレイしている間って楽しい時間だったりしますよね?
ゲームをプレイするのに苦しいほど頑張ることはないです。
頑張るとはどこか非日常的になっているのです。
なので頑張れば頑張るほど疲れるということが起こります。
その典型的なパターンが仕事ではないでしょうか。
僕は時給がいいというだけで好きでもない仕事を選び、
稼ぐためだけの理由で残業や休日出勤や苦手な夜勤をして、
最終的には部署を逃げ出したり精神的にボロボロになりました。
そして最初は手取り30万が10万3千円まで下がりました。
やっていることが自らが臨んでいる意識なら、
無理して必死に頑張っているような感覚はなく、
日常の当たり前のような感覚でやれるのです。
丁寧さとは無心になっていくこと
ここでお伝えしたことは、
シンプルにまとめるとこういうことになります。
今の自分にできることに集中して、
やってることが無心になるほど積み重ねて人生の質を高めていく。
これが日々丁寧に自分らしく生きることです。
そのためには潜在意識とうまく付き合っていくこと。
言い換えるともう1人の自分と二人三脚で歩んでいくことです。
そのために外側の情報ばかりを頼りに判断せず、
普段から心から喜べることを判断基準にすることが大切です。
- 見栄を張るために高い服や車を買うこと
- 失うことを怖れて自分を守るための行動
- 傷付いたことを隠すように感情を荒げること
それらに完全に身を委ねてしまうのではなく、
本当の自分はどうしたいのかを考えることです。
日々丁寧に自分らしく生きられることを祈っています。
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