本当の優しさとは何?できることから始める思いやりの本質

 

本当の優しさとは何なのでしょう。

人によって優しさの基準って色々あると思います。

けど本当に優しい人に共通して言えることは、

 

自分の本音に素直に生きてる人です。

 

何故なら自分を偽って生きるというのは、

その時点で自分に優しいとは言えないからです。

自分が苦しいので人に優しくはできないのです。

 

今回は本音と本当の優しさの関係を語ります。

意外と優しさの本質は知られていないので、

人間関係や仕事の悩みの解決にも繋がります。

 

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何故、本当の優しさを知る必要があるのか?

本当の優しさとは何?できることから始める思いやりの本質

 

本当の意味で優しさというのを知ることは、

 

あなたが後悔しない人生を生きる為です。

 

何故なら自分を偽るということは、

それ自体が自分に優しくないからですね。

 

このように優しさは他人に向けるものではなく、

まずは自分というのがお分かり頂けたでしょうか。

本当に優しい人は自分に優しい人なんです。

 

つまり自分を偽らず本音に従って生きること。

 

好きでもない仕事を生活の為に我慢して働き、

それを定年まで続けるのは疲れて当たり前です。

そんな状態では自分のことで精いっぱいになり、

他人のことまで考える余裕なんて持てません。

 

仮に持てたとしても力及ばずな感じで、

それは何より本人自身が嫌でも分かるはずです。

なので本当の優しさを知る必要があるんです。

 

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偽りの優しさを演じる人達

本当の優しさとは何?できることから始める思いやりの本質

 

優しさと一言で言っても色々ありますが、

あなたならどんな優しさを想像しますか?

例えば一般的な優しい人の特徴として、

  • 気配りができる
  • 思いやりがある
  • 困った時に助けてくれる
  • 自分より他人のことを優先する
  • 言葉遣いが丁寧
  • 雰囲気が柔らかい
  • 包容力がある
  • いつも笑顔で接してくれる
  • 聞き上手
  • 物事を否定的に捉えない
  • 他人を批判しない
  • 時には厳しいことも言える
  • 裏表がない
  • 頼りがいがある

 

こうしたところがあるかと思います。

さすがに全てを兼ね備えてる人はいませんが、

上記の項目に数多く当てはまる人がいれば、

それは素晴らしい人格の持ち主でしょうね。

 

けどこうした優しい人の特徴って、

実は誰もが意識的にできてしまうものなんです。

つまり何が言いたいかというと、

 

表面的な優しさを演じている・・・

 

というのが往々にしてあると言いたいわけです。

これは今回の内容でお伝えしたいと思っている、

本当の優しさとは遠く及ばないことなんです。

 

表面的な優しさって誰もが簡単にできます。

例えば以下のような言葉はいかがでしょう。

 

「あなたのことが心配なのよ」

「君のことを思って言ってるんだよ」

「そんなの無理にしない方がいいよ」

 

これは一見優しさのように感じられます。

いえ、本当にそう思っているからかもしれません。

けど本当は相手をコントロールしたいからで、

相手の為でも何でもなかったりするんです。

 

表面的な優しさに隠れた裏の意図

表面的な優しさを演じてくる人は、

自分の期待通りにしてくれなかった場合、

自分の意図に沿わないので憎しみを抱きます。

 

あなたのことを本気で思っているのにって、

表面では演じても本心は全く別なのです。

 

「あなたのことが心配なのよ」

「君のことを思って言ってるんだよ」

「そんなの無理にしない方がいいよ」

 

というのは自分の意図した通りに人を動かし、

自分にとっての都合を優先させてるだけなんです。

そしてこれは実は日常的によくあることです。

 

例えば新しいことに挑戦したいとします。

具体的には脱サラして独立したいとしましょう。

もし表面的な優しさを演じる人に話した場合、

 

「もう少し今の会社で頑張ったら?」

「〇〇部の〇〇さん、失敗したみたいよ?」

「いい大人なんだらか何を言ってるの!」

 

こんな感じで割と反対意見を言うものです。

いかにも相手の為を思って言ってるようですが、

本当は変わって欲しくないという意図があり、

なので一生懸命に止めようとするわけです。

 

自分の思い通りにしたいからなんですね。

 

これは紛れもなく相手の為ではありまん。

優しさのフリをして足を引っ張ってるだけです。

では本当の優しさとはなんだと思いますか?

 

本当の優しさと優しさのフリの違い

 

自分が優しさを持って接しているかどうか、

それをチェックする方法はとてもシンプルです。

それは自分のやっていることが、

 

相手にとって押し付けになっていないか?

 

たったこれだけです。

それを自分に問いかけてみるのです。

あなたも押し付けられた経験があるかもしれないし、

或いは自分自身に心当たりがあるかもしれません。

 

押し付けたがる人の特徴

この押し付けの行動は過去を思い出しては、

あの時を思い出して怒りが沸いたりするんですね。

 

それは親切にと思ってやった行動や言葉に対して、

相手がそれに応えてくれなかった逆上のことです。

相手が自分の期待通りにならないことが歯痒くて、

ふと怒りの感情が沸き上がってくる訳です。

 

こうした押し付けを優先する気持ちの裏には、

相手をコントロールしたいという思いがあります。

 

押し付けがましい人の性格は、

怒りの感情が沸き起こりやすいのが特徴です。

まず他人もそうですが自分自身にも、

ここに気付けることが大切です。

 

小さな行動に大きな「思い」を注ぐ

 

本当の優しさって本当はシンプルです。

興味深い記事を見つけたので紹介します。

本当の優しさは困った人に手を差しのべる温かさと、時には突き放す勇気のこと

引用:広島県人権啓発活動ネットワーク協議会

 

これは中学生が書いた文章の一部ですが、

ずばり優しさの本質というのが書かれてます。

 

本当の優しさを身に付けるには、

他人を自分の思う通りに動かしたい・・・

という「思い」を捨てることです。

 

自分に優しいと他人にも優しくなれる理由

そうしなければ思い通りにいかない場合、

相手にイライラして時に攻撃的にもなります。

では、どうすればいいかと言うと、

 

今の自分に出来る小さなことを積み重ねる

 

ということを日々行っていきます。

これだけ聞いても「?」かもしれませんね。

 

物事は小さな事を積み重ねて、積み重ねて、

やがて大きな結果になるのはお分かりですよね。

 

例えば100人を救うよりは、

身近なたった一人を救う方が確実です。

 

つまり目の前のことを丁寧にすることなのです。

 

たとえ大きな考えや構想を練っていたとしても、

人一人が出来ることは限られたものなんです。

 

だからこそ自分に出来る小さなことを積み重ねて、

そこに思いを注ぐことが本当の優しさに繋がります。

なぜなら自分の愛を注ぐとも言えるからなんですね。

 

本当の優しさとは自分の出来ることを積み重ねることで、

出来ることが少しずつ増えていくからこそ心に余裕ができ、

無理のない範囲で行っていくからこそ責任転嫁もせず、

自分にも他人にも優しくなれる人のことなのです。

 

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心の距離が近い人への優しさ

 

以前、街を歩いていると、

エレベーターから降りてきた若い男と、

すれ違いになったことがありました。

 

本当の優しさと距離感の深い関係性

それ自体は何ら普通のことですが、

その時は人が多くて建物も狭かった為か、

お互いに交わすのが困難な状態でした。

そして、その若い男はすれ違い様に、

 

「チッ!」

 

とふてぶてしい表情で去っていきました。

僕はその時、振り向きざまにその姿を見て、

怒りの感情がフツフツと沸いてきたのです。

身近なことはつい感情的になりやすいです。

 

大きな震災が起こって、

それがテレビなどで報道されると、

自分とは遠く離れたところの出来事なので、

そのことに慈しむことが出来ます。

 

ですが僕達は身近なこととなると、

ち「自己中心的」になりやすいのです。

 

先ほどの話ですが相手だけでなく、

僕自身も怒りの感情が沸き起こったので、

僕も自己中心的な考えになっていました。

 

遠くを慈しむのは簡単でも身近な時は難しい。

 

それは普通の状況なら身近な時でも出来ますが、

自分の心に余裕がなくなれば難しくなります。

 

このことを知っておくだけでも、

本当の優しさとは何かを知る手掛かりとなります。

 

本当の優しさとはシンプル

本当の優しさとは何?できることから始める思いやりの本質

 

本当の優しさとは何か?

あなたはどう感じたでしょうか。

けど実はとてもシンプルで、

 

純粋に何かを「してあげたい」と思う気持ち。

 

ただそれだけではないでしょうか。

例えば誰かを応援する時なんかがそうです。

圧倒的に自分には出来ないことや全くの無関係の人、

家族や友人が自分とは関係ないところで頑張る姿など、

この場合は素直に応援することが出来ます。

 

ところが自分が目指そうとしていることで、

同じように目指している人が少し前に進み始めると、

応援する気持ちが持てなくなることがあります。

 

これは人間の心理なので悪いことではありません。

ただ何に拘っているのかを自問することが大切です。

 

そして自分の中の拘りを捨てること

 

それが本当の優しさへと繋がっていきます。

この時の拘りとは言い換えると執着のことです。

 

自分の中にある執着を捨てることができれば、

純粋に何かを「してあげたい」と思えるのです。

 

自分のことは一旦置いておいて、

周りの流れを良くするはどうすればいいだろう?

 

そんな考え方が出来ればある意味開き直れて、

かえって気持ちも楽になれるのかもしれません。

それが回りまわって自分に返ってくるのだと思います。

こうした考えを軸に生きることが出来れば、

物事は上手く回りやすいと思います。

 

本当の優しさの意味は人それぞれにあると思います。

あなたなりの納得する答えがあればそれでいいですし、

今回の内容も参考にしてもらえたら嬉しいです。

 

また優しい人を演じてしまう人がいますが、

本当に優しい人の特徴-「イイ人」とは根本的~では、

演じる人の特徴についても触れています。

 

執着を手放して人生を楽しめることを祈ってます。

 

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