無理して高い物を買って後悔した経験はありませんか?
僕たちは劣等感が強いと、物で満足感を得ようとしてしまいます。
そして人と比べて自分を満たそうとしてしまいます。
なぜなら、
ブランドのバッグや高級な車は、実際に目に見えるからです。
高いスーツもお洒落できれいな家も、目に見えます。
「当たりまえだろ!」
あなたはそう思ったかもしれません。
目に見えて触ることができるからこそ、お金を払う価値がある。
だからこそ、自分に劣っていると感じる部分があると、
目に見える物に頼ってしまい、お金を支払う価値があると思ってしまいます。
何が言いたいのかと言うと、
僕たちの抱える劣等感は、決して物なんかでは根本的に解決できないのです。
一時的には満たしてくれるかもしれませんが、
やがて時間と共に同じように劣等感に苦しむ出来事が訪れます。
(前回は、運が悪いと嘆く前に「強運」を味方につける5つの方法にて、
自分の運が悪いと感じる理由には、実は運が悪くなる特徴と同じことをしており、
強運を味方につけるための方法を紹介しました。)
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劣等感が強い人は「物」に答えを求める
僕は昔、国産の高級車に乗っていました。
そしてブランドに身を包み、ブランドの小物を所有し、
物によって気持ちを満たしていた時期がありました。
それはまるで、
自分の価値は、自分の所有している物で決まる。
そんな、ねじ曲がった世の中の見方をして自分を満たしていました。
一見そのときは、気持ちを満たされたかのように感じていましたが、
実際のところ、心の底では何も満たされていなかったのです。
自分の価値は、自分の所有している物で決まる。
だけど、気がつけば1つ、また1つと、
自分の所有している物は、時間と共に徐々に失っていきました。
本来の価値観とズレたところで物を所有してしまうと、
時間と共に価値を感じなくなり、失いやすいのかもしれません。
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僕の価値観は一体どこにあるのか?
今まで物で気持ちを満たそうとしていました。
ですが、
物である以上、いつかは必ず失います。
「これがあるから自分らしくなれる・・・」
「これがなければ自分を保っていられない・・・」
「これがないと安心できない・・・」
では、それが傷ついたら?失ったら?気になるところが見つかったら?
心のどこかでは物に寄りすがることに虚しさを感じていました。
自分は自分であり、物は物。
自分と物を切り離すと、自分は一体何者なのか?
すべての所有している物を失ったら、何が残るのか?
欲しいもの?何が欲しい?
心の中にある小さな光
ある心理学セミナーに参加していたとき、
まるで、子供の頃のように楽しんだ瞬間がありました。
「くそー!もう一回お願いします!」
普段、そんな積極的にならない自分が自然とリクエストする。
この瞬間のこの気持ちって、何なんだろう・・・?
それは、
今まで気づかなかった、心の中の大切な価値観でした。
ただ、自分の「感じたことを素直に語る」というとてもシンプルなことでした。
「これは、大事だ!」
僕は、瞬間にひらめいたように強く感じました。
それ以降、様々なカタチを変えて「感じたことをありのまま素直に語る」を実践し続け、
現在は人生そのものすら変貌していくとても大切な価値観へと成長しました。
つまり、
自分の大切にしたい部分を物から心の中へと定めたのです。
自分の価値を物ではなく、心の中に見出すことで自分への信頼を得ます。
自分は何者かを知ってからがスタート
劣等感が強い人は、自分が何者かを知ると克服することができます。
それは、
あなたが今までで、一番感動した瞬間のことを思い出すことです。
ポジティブなこと、ネガティブなことを含め、
感情が強く揺れる近くには必ず大切な価値観とつながっています。
さらにこれには良いことがあります。
心の中の本来の価値基準で物を選べるようになると、
より豊かに、より幸せに、より楽に生きていくことができます。
シンプルライフが目指すところは、自分の価値観に気づくこと。
人に認めてもって、自分を保つ必要もなくなります。
自分が心から満たされる感覚を味わえれば、十分に心が満たされるからです。
劣等感が強いと感じる人は、自分の価値観がどこにあるのか?
それを自分に問い続けると、きっと答えは見つかるはずです。
それが人と比べず楽に生きる方法です。
目に見えない大切なものを見つけられることを祈っています。
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