本当に優しい人の特徴-「イイ人」とは根本的に違う優しさ

 

本当の優しさって何なのでしょう?

何が本当の意味で優しい人なんでしょう。

 

それは自分に優しい人のことです。

 

何故なら自分に優しくできない人が、

他人にも優しくすることはできないからです。

 

仕事でも先輩が後輩にやり方を教えるのも、

自分がこなせるから教えられるわけですよね。

自分ができなければ教えることはできません。

このように自分ができることが条件なんです。

 

また意外と知られてないことがあるんですが、

今回は優しさの意外なことについて話します。

 

スポンサーリンク

優しさとは許すということ

本当に優しい人の特徴-「イイ人」とは根本的に違う優しさ

 

本当に優しい人は厳しさもあると言います。

本気で相手のことを思うからこそできること。

確かに優しさにはそういった側面もあります。

けど優しさの本質的な部分を見ていくなら、

 

決して他人に向けたものではないんですね。

 

その理由は何度も言うようで申し訳ないですが、

本当の意味で自分に対して優しくできない人が、

他人にも優しくすることはできないからです。

 

そして自分に優しくするカギとなるのは、

自分に対して「許し」を与えることなのです。

 

スポンサーリンク

意外と知られていない優しさの本質

本当に優しい人の特徴-「イイ人」とは根本的に違う優しさ

 

いきなりあなたに質問しますが、

もし他人から「優しいね!」て言われたら、

どんな気持ちになりますか?

 

世の中には親切とかあまり怒らない人を見て、

「優しい人だ!」て思うかもしれませんが、

実は本当の優しさとは関係がないことなんです。

 

本当の優しさとは自分に優しいこと。

 

これが優しさの本当の意味になります。

これを聞くと意外に思われるかもしれません。

 

けど何かに挑戦して上手くいかない時の自分って、

つくづく自分のことが嫌になったりしませんか?

そんな時に自分に優しくするって難しいですよね。

 

悲しさ、虚しさ、怒り、憤り、困惑、怖れなど、

様々な感情が出てきては自分を受け入れられない。

そんな心理状態は誰だって経験があると思います。

 

だからこそ最も大切なのは、

自分を許すことが優しさと繋がっていて、

だからこそ他人に対しても優しくなれる訳です。

 

自分が幸せでもないのに、

他人を幸せにすることなんてできません。

願うことや共感することはできたとしても、

勿論それも大切ですがそこ止まりです。

 

優しさを演じて本来の自分と遊離する

冒頭で質問したことですが、

もし、他人に優しいと言われることに、

素直に嬉しいと思えたらそれは本物かもしれません。

ですが僕の場合、素直に喜べなかったんですね。

 

「それは、本当の俺じゃないんだよ!」

 

心の中ではそう思ってました。

そして表面上は平静を装っていました。

 

確かに優しい人どうかは、

相手がどう感じるかによるところがあります。

けど相手が優しいと言われて違和感を感じるようなら、

それは違う自分を演じていると言えるのです。

 

本来、優しい人であることは長所のはずです。

 

だけど違う自分を演じるがあまりに、

言いたいことが言えないとか感情を抑圧するとか、

どこか我慢をしていて本来の自分とは違うなら、

やがて苦しくなっていくでしょう。

 

本当の優しさと偽りの優しさ・・・

本当に優しい人特徴は自分に優しい訳ですが、

次はその意味の真意に迫ってみましょう。

 

本当に優しい人は自分にも優しいとは?

本当に優しい人の特徴-「イイ人」とは根本的に違う優しさ

 

冒頭にてお伝えしたように演じること、

つまり自分を犠牲にした優しさというのは、

本当の優しさではないので不幸すら招きます。

 

自己犠牲では生きづらくなってしまう

よく言われがちなことで、

優しい人は生きづらいということです。

要するに自分を犠牲にするという観点から、

そのように思われるケースもある訳です。

 

けど本当に優しい人とは自己犠牲からではなく、

精神的に余裕のある状態から生まれるものです。

例えば自分が厳しい現状で余裕がないような時に、

それで他人に優しくすることが出来るでしょうか。

 

「ちょっと今は余裕ないから・・・」

「助けてあげたいけど今はちょっと・・・」

 

これは余裕がない時の僕自身の本音でした。

やっぱりそこで無理しても中途半端になります。

自分に余裕がない時に他人に優しく出来ません。

 

だからこそ自分に優しい人になるべきなんです。

 

自分に優しい人になるには、

自分の我儘に気付いて受け入れることです。

 

この自分の我儘を受け入れるとは、

我儘に振る舞えというのではありません。

他人の我儘に「NO」と言えることです。

  • 会社の飲み会を断って、好きな人と時間を過ごす
  • 誘いを断って、自分の将来の夢のために時間をつくる
  • やりたくない仕事はできないとハッキリと伝える

 

いかがでしょう、

自分に優しいという意味がお分かり頂けましたか?

これが自分に余裕を持つことの意味なのです。

 

だけど我儘なんていけないことだ・・・

なんて心の中で思っている部分はありませんか?

実はこれ、人間には誰しもが持っているものなんです。

自分の我儘を完全に捨てることなんて出来ません。

 

自分に我儘になるということの意味

確かに自分の我儘を全て通すなんて、

どんなに世界を巡ってもそんな人はいないでしょう。

けど単なる我儘を押し通すということではなくて、

 

自分の本音に素直になるということなんです。

 

そういった意味で自分の我儘を出来る限り優先させ、

そこから見える未来の自分を大切にすることなんです。

このように自分に優しい人が心に余裕を持つことができ、

そして本当に優しい人の特徴なんだと思います。

 

本当に優しい人は他人に期待しない

本当に優しい人の特徴-「イイ人」とは根本的に違う優しさ

 

現代社会を生きる人達は皆礼儀正しく、

他人に親切にするという日々を生きています。

 

例えば道で急に倒れ込んだ人を見つけると、

近く人が直ぐに駆け寄って声を掛けたりしますし、

また安全な場所に運んだり救急を呼んだりします。

困った人を助けるって当たり前ですよね?

 

つまり僕達の「当たり前」と思っていることが、

現代社会の人々の礼儀正しさと言えるのです。

 

仮に犯罪が横行する治安の悪い土地で、

街中で倒れてる人がそこら中にいる日常なら、

きっと同じことができる人は少ないはずです。

 

本当に優しい人が持っている前提

だけどここで考えてもらいたいことですが、

優しさに欠ける人が現れたらどうでしょうか。

例えば親切にしてあげたのにお礼を言わない。

 

「ちょっと常識がないんじゃないの?」

 

て、感じるのが普通ではないでしょうか。

もしこのように自分の心が乱れてしまうなら、

実はそれ、本当に優しい人とは言えないのです。

これを聞いてあなたは、

 

「え、どういうこと?」

 

て、思ったかもしれませんね。

けどここに重要な意味が隠されていて、

自分が優しくすれば他人も優しくて当然だと、

 

どこかで期待する気持ちが潜んでいる・・・

 

ということが言えるんですね。

つまり相手に期待をしている状態のことです。

これは別の言い方をすると、

  • give & take (ギブアンドテイク)

 

の考え方になります。

これは自分がやってることは相手も当然だと考え、

密かに見返りを求める考え方になってるのです。

 

これでは他人に自分と同じことを求めるので、

他人との違いを受け入れることが難しいのです。

 

これは過去の経験から無意識に形成されるので、

自分で気付くことが難しかったりします。

では一方で本当に優しい人の場合は、

  • give & give (ギブアンドギブ)

 

このような考え方になるんですね。

この「give」が「与える」という意味になるのは、

あなたも十分にご存知のことだと思います。

 

けど言葉とは面白いもので、

辞書で調べた内容だけが正しいとは言い切れず、

時代の流れや国の文化で意味合いが変わります。

ここで話すgive&giveの意味とは、

 

相手から見返りを求めない。

 

ということになるんですね。

つまり自分から与えるという行いはするけど、

他人から何かを求めるとか何かを得たいなど、

他人に期待することを手放すということです。

そしてこの考えは更に重要なことである、

 

他人との違いを認める。

 

ということに繋がっているわけです。

他人との違いを受け入れることができる人が、

本当に優しい人の特徴となります。

 

ではどうやって違いを認められるのでしょう。

あなたはその方法を知りたくありませんか?

 

どうすれば他人との違いを認められるのか

他人に期待しなくなると、

たくさんのメリットを感じることができます。

例えば以下のようなものがそうです。

  • 浮き沈みが軽くなって気持ちが安定する
  • パッと気持ちの切り替えがしやすくなる
  • 平常心を保って心身共に安定しやすい
  • 必要以上に感情的にならなくて済む
  • あまりに他人のことが気にならなくなる
  • 自分のしたいと思うことに集中できる
  • 心に余裕ができて物事に気付きやすくなる
  • 洞察力・閃き・発想力が生まれやすくなる
  • 気転が利いて柔軟な思考ができる

 

等々際限なくメリットが出てきますが、

要はあらゆる精神面にプラスに影響します。

当然ながら心と身体は繋がっているわけなので、

身体への良い影響も言うまでもありません。

 

ではこうしたプラスの影響を得るには、

一体どのようなことをすればいいのでしょう。

それは至って簡単なある一つの基準があります。

その基準とは何かというと、

 

自分のルールに縛られてませんか?

 

ということなんですね。

僕達は無意識に自分のルールに従い、

それを軸にして物事を判断したりしています。

 

自分のルールとは、

言い換えると価値観や信念のことです。

そしてこれらはこれまで生きてきた経験を元に、

僕達の知らない間に無意識に築かれていきます。

 

例えば僕は幼い頃に、

エンジンの掛かったバイクのマフラーに触り、

大きな火傷を負った経験をしました。

 

この時の経験からマフラーは危険と認識し、

マフラーを見ると恐怖を感じるようになりました。

この時の恐怖を感じるというのがポイントで、

無意識レベルに落とし込まれた状態です。

 

大勢の前で話すと緊張するとか、

好きな人の前では緊張してしまうとか、

こういったのも無意識に落とし込まれた状態です。

 

先ほど話したgive&tekeの場合でいうと、

見返りを求めるのってどうしても出てきます。

それは相手に見返りを求めるという基準が、

自分のルールとして落とし込まれているからです。

ここまでの話を聞いてあなたは、

 

「じゃあ直すのって無理じゃない?」

「本当に優しい人にはなれないじゃん」

「他人に期待しないなんて難しい・・・」

 

て、感じられたかもしれません。

けど決してそんなことはなく至ってシンプルで、

 

この自分のルールにまず気付くこと。

 

たったこれだけでOKなんです。

何故なら世の中のほとんどの人達というのは、

自分のルールに気付くことすらできないんです。

 

心理学の世界でよく言われてることですが、

気付けばそれだけで50%は解決している・・・

ということなんですがあながち間違ってません。

 

というのも今まで無意識で野放し状態なのが、

一旦意識上に出して正体を明確にするからです。

 

違いに敏感になっている自分に気付く

日本では多くの外国人の方がいます。

ヨーロッパや北アメリカなどの外国の方々は、

箸を使った食べるという習慣はないですよね。

そこで箸の持ち方が変わっていたとしても、

 

「まあ、外国の人だから仕方ないよね」

 

と他人との違いを受け入れることができます。

だって持ち方が分からないから仕方ないですよね。

けど同じ日本人となるとこれはいかがでしょうか。

隣で食事をしてる日本人の箸の持ち方が違うと、

 

「あの人、箸の持ち方がおかしいよ!」

「一体どんな育ちをしてきたんだろう?」

 

このように思ってしまうことってありませんか?

僕達は同じ環境に居ると違いに敏感になります。

するとちょっとの違いが受け入れ難くなるのです。

 

因みにこの日本人の箸の持ち方なんですが、

日本人は箸の持ち方は正しくあるべき・・・

というのが僕達の中に少なからずあります。

 

それは他人に対してもそうですが、

自分に対しても同じように見ているわけです。

勿論、個人差があって気にしない人もいますが、

ここで何が言いたいかというと、

 

自分に対しても期待している。

 

ということが言いたいんですね。

自分の箸の持ち方が周りと比べて変わっていると、

レストランで食事をすることが恥ずかしかったり、

和食の食事を避けたくなったりするわけです。

 

これが正しく自分に期待している状態で、

期待通りのことができないと自分が許せなくなり、

そして他人をも許せなくなったりするわけです。

 

とは言ってもこれは人間の健全な感情であり、

それ自体が決して問題というわけではないんです。

本当に大事なことなのでもう一度言いますが、

 

まずは自分のルールに気付くこと。

 

たったこのことだけのことでいいんです。

  • 他人に対して自分のルールで見ていないか
  • 自分に対して自分のルールで見ていないか

 

というのを日々意識して頂けたらと思います。

自分のルールに気付けたらそれを認めるだけです。

まずはこれが自分のルールだったんだと気付き、

それに対して理解を持つ姿勢が大切です。

 

そしてこの自分のルールというのは、

実は自ら意識的に作っていくことも可能なんです。

特に物事を成功させたい時には有効になります。

興味があれば以下の記事をご参考下さい。

関連記事

 

スポンサーリンク

本当に優しい人と建前だけ優しい人の違い

本当に優しい人の特徴-「イイ人」とは根本的に違う優しさ

 

本当に優しい人は、

まず相手の行動の背景を理解しようとします。

背景とはどんな思いで行動をしたのかです。

 

本当に優しい人の持つ与える姿勢とは?

そしてそれは先ほどの項目でお伝えしたように、

与えるという行動ができる人です。

 

与えるとは相手が本質的に何を求めているのか?

そして相手の求めているものに合わせることです。

 

反対に建前だけ優しい人は自分に囚われています。

利己主義という言葉の通り自分にフォーカスしていて、

他人のことは利用するという考えが先行した状態です。

なので相手の気持ちを推し量ることなんてできません。

 

しかしそんな人でも建前だけ優しいなんて、

本当はしたくないのが本音ではないでしょうか。

なぜなら、人は誰一人として欠けることなく、

良くなりたいという思いを持っているからです。

 

たとえ生活の為に好きでもない仕事をしていても、

何れ良くなりたいと思うものは誰もが一緒ですよね?

人には良い方向へと向かおうとする意識があります。

 

そんな良くなりたいという思いに意識を向けると、

意外と自分の本音が見え隠れしていたりするんです。

やはり本当の自分を見ようとする意識が大切です。

 

また優しい人は仕事ができない・・・

ということを耳にしたことがありませんか?

以下の記事にそのことについて触れてますが、

関連記事

 

それは優しさに対する誤解の一つです。

理由は身近なこと過ぎて気付かないとこにあり、

その辺のところを詳細に書いています。

 

まずは自分に優しくすることから

本当に優しい人の特徴-「イイ人」とは根本的に違う優しさ

 

本当の優しい人の特徴とは、

心にグッと何かを感じさせるものがあります。

目に見えないところで伝わるものがあるからです。

何か惹きつけられてしまう魅力があります。

 

まずは自分に優しくなることから、

少しずつでも始めてみてはいかがでしょうか。

僕も仕事で自分に余裕がない時なんかh、

 

「ちょっ、今、余裕ないから!」

 

て、他人を避けてしまう傾向があるので、

まずは自分に優しくすることを心掛けていき、

他人にも優しく出来る自分になりたいと思います。

優しさは本来、長所であり素晴らしいものです。

 

また自分らしい優しさを身に付ける為に、

晩年を迎えて後悔しない人生を送る為の関係性、

そして偽りの優しさについてご紹介しています。

関連記事

 

無理なく少しずつシフトチェンジする方法なので、

ぜひ、合わせて読んで頂きたい内容です。

 

あなたの本当の優しさが見つかることを祈っています。

 

スポンサーリンク