僕は学生のころから父親が嫌いでした。
もの心がついたころから常に壁を感じていたし、
母親とほぼ毎日のようにケンカが絶えなかったからです。
また父親とはまともに会話した記憶もありません。
常に家にはいなくて休日も外に出っぱなしでした。
それでも小学生のころなどは時々家族旅行に行ってました。
だけど父親とはどこか距離感を常に感じていました。
そして中学、高校へ上がるにつれて、
父親との心の壁はより分厚くより高く感じるようになりました。
あなたも今でも父親のことを嫌っていませんか?
そしてそれを心のどこか何とかしたいと思ってませんか?
(前回は、モチベーションが維持できない人が情熱を燃やし続ける極意にて、
モチベーションを維持する簡単にできるちょっとしたコツをお伝えしました。)
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父親に感じている嫌いの心理とは何か?
今、あなたが父親のことが嫌いならそれはどんな感情でしょうか。
そしてもし、今のあなたが幸せなら父親のことをどう思うでしょうか。
僕たちは、今の現状がどのような状態かで、
僕たち周辺の人や出来事にたいして違った感じ方をします。
今が仕事が楽しくて仲間や恋人と最高の時間を送っているならば、
過去の父親との関係なんてほとんど気にならなくなります。
そんなことすっかり忘れて今を思いっきり楽しむのではないでしょうか。
だけど僕たちは苦しい現実を目のまえにすると、
たちどころに誰かや何かのせいにしたくなってしまいます。
そうすることで、もうこれ以上自分が傷つかなくてすむからです。
そしてこれは人の当たりまえの心理なので悪いことではありません。
なのであなたが父親を嫌う気持ちも悪いことではないのです。
今のあなたのとり巻く現実はどのようになっているでしょうか。
人のせいにしたくなるほど苦しくなってませんか?
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嫌えば嫌うほど同じ人を引き寄せてしまう
あなたもこのように感じたことはないでしょうか。
どこに行っても、なぜか嫌いに人間が出現してしまう・・・
なぜか自分を苦しめるような存在と関わってしまう・・・
僕はこのことにずっと悩み続けてきました。
どこに行っても自分を苦しめる負のような存在が現れるのです。
「なんでこんなムカつく奴らが多いんじゃ!」
「世の中、アホな奴しかおらんのんじゃのう」
こうして目のまえにいる人のことを憎み続けました。
そしてどうにもダメなときは環境を変えることで逃れてました。
だけどこれでは根本的な解決にはならなかったのです。
なぜなら原因は僕自身の心に問題があったからです。
僕は父親のことを嫌うことで、
潜在意識に「嫌い」という感情を強化していたのです。
潜在意識は繰り返しの行動を優先させる特徴があります。
僕は父親を通して「嫌い」という感情を何度も味わうことで、
どんな環境に身を置いても嫌いな人が現れるようになってました。
つまり問題は目のまえにいる人や出来事なんかではなく、
自分の心の中で築き上げてきた感情にあったのです。
自分が嫌いと感じてしまう感情を許す
よく自分の心の中にあるものが、
今の現実を創り上げているなんてことを聞きませんか?
「鏡の法則」と呼ばれる言葉がまさにそうですね。
また「引き寄せの法則」も同じようなことが言えます。
では苦しいと感じる現状を変えるにはどうすればいいのでしょう。
それは嫌うときに感じる気持ちを「感じてもいい」と許すことです。
誰だってあの嫌ぁなネガティブな感情なんて味わいたくありません。
そんな嫌な感情を感じさせる相手をつい嫌ってしまうんです。
だけどその感情を「別にいいや」と思うように意識することで、
やがて時間とともに薄れていくようになります。
実際には現実が変わったように感じるかもしれませんが、
それは自分の感じ方が変わっただけで現実は変わりません。
なので嫌いという感情を手放すことができると、
同じことが起こっても昔のように敏感にはならないのです。
どうしても手放せないなら専門家に相談することも大切
家族との関係、
恋人との関係、
友人との関係、
仕事での人間関係、
そして父親との関係、
すべては自分の感情の中で起こることです。
よく嫌いな人にたいして手紙を書くことがいいと言われます。
そしてそれは本人に見せても見せなくてもどちらでもいいと言います。
手紙なのに本人に見せないなんて不思議なことですが、
それは自分の手放せてない感情を許すために書くからです。
つまりは外側のことなど関係なく、
すべては自分の心の中で起こっていることなのです。
なので自分の中で問題となっている感情を強化しないように、
少しずつ薄くして心のバランスを保つことが大切です。
そこで自分1人ではどうしても感情に振り回されてしまうのなら、
カウンセラーなどの専門家に相談することも大切なのです。
だけどネガティブな感情なんて当たりまえなことです。
要は意識しすぎるから引き寄せてしまうだけなんです。
「別にいいや」
このくらいの軽い気持ちの方が人生は生きやすいのかもしれません。
人生を楽しめるようになることを祈っています。
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