もう何年も人間関係に悩み続けて、
良くなるどころか悪くなっていくばかり・・・
頑張っても報われなくて、もうどうにもならない・・・
なぜあなたはそれでもその仕事を続けるのでしょう。
辞めれば簡単なことなのに!
けど後のことを考えると、
怖くて結局今の職場にしがみ付いてしまう・・・
確かに仕事を辞めることは勇気のいることです。
だけど今のままなんて絶対に嫌ですよね。
ではあなたは本当はどうなりたいのでしょうか?
きっとこの質問にも答えが曖昧ではありませんか?
ジリ貧で追い込まれていく現状を変えるには、
- 今の職場を通して自分を知ること
- 今の状況から何を問われているのか
この2つを考えることが大切です。
でないといつまでも現状に嘆くままだからです。
この記事を読むと人間関係が最悪になる原因が分かり、
状況を変えるためのやるべきことも見えてきます。
前回は、職場で嫌いな人間ができるメカニズムを解説し、
その上で人間関係のストレスの解消法についてお伝えしました。
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縦の人間関係は複雑になる
僕達は学生の頃は友達同士の付き合いが中心でした。
つまり横の繋がりが中心の人間関係だったということです。
先生にも友達感覚で接してた人も多いのではないでしょうか。
けど社会に出ると上司や先輩など、
縦が中心の人間関係になってしまいます。
入社仕立ての頃の閉塞感や雰囲気の重たさなど、
縦の人間関係の独特の空気感に動揺した人は、
誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。
けど縦の人間関係ってある特徴があるんです。
それは良い噂より悪い噂の方が浸透しやすい・・・
ということです。
しかも本人の知らないところでいつの間にかです。
やはり価値観の違う者同士の集まりだけに、
知らない相手は警戒するのが人間の特性なんですね。
それに噂って仲の良い関係から広がります。
だって何でも言いやすいじゃないですか。
けど自分より年齢が上の人が相手だとか、
何となく距離感のある相手となると、
心のどこかで何か止めてしまうものがある・・・
それが縦の関係では起こりやすいのです。
そうなると社内で仲の良い者同士が噂をし合い、
価値観が違う人を標的にして、
「あの人、ちょっと可笑しいよ」
「普通、そんなことはしないよ」
「○○さんは皆とは違うね」
このように人間関係の溝は深まっていきます。
これって外国人が箸の持ち方が変だと仕方ないと思うけど、
日本人が箸の持ち方が違うと異常だと思う心理と同じなのです。
なぜなら、誰もが自分と同じであることを好むからです。
けどそれが問題なんて言ってるんじゃありません。
誰だって価値観の合う者同士の付き合いの方が、
楽だし、楽しいのでそうなるのが自然なのです。
ただ仕事だと、その心理が裏目に出てしまうのです。
なぜなら、仕事だと価値観の違いからお互いを理解し難いからです。
それにプライベートの時のように心の余裕がなくなるので、
どうしても自分を守ることに徹してしまうのです。
このように縦と横の人間関係には大きな違いがあります。
さらには横の繋がりではOKなことでも、
縦の繋がりだと思わず地雷を踏んでしまうこともあります。
良かれと思って言ったことが相手の逆鱗に触れでもしたら、
これも仕事の人間関係は価値観が異なる集まりなので、
一度の誤解から溝が深まっていくケースは多いのです。
たとえば先輩との距離を縮めようとして、
付き合ってる彼女の話題に振ってみたら、
その場の空気が凍り付いてしまうなどです。
友達同士なら気軽に言い合えることでも、
縦の人間関係では通用しなくなるのです。
このように縦の人間関係は複雑になるのです。
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仕事の人間関係が最悪になるメカニズム
あなたは忘れ物をしないように注意してたのに、
外出先でうっかり忘れ物をした経験がありませんか?
また部屋を片付けようと思ってたのに、
他のことが気になって何もできなかったなどです。
これってそうしないように意識すればするほど、
なぜかそうしたくない方向に引っ張られてしまうんですね。
けど、これにはそうなってしまう原因があるんです。
それはフォーカスの力が働いてしまうからです。
僕達の脳は見たいものを見る特徴があります。
興味のない人の名前はいつまでも覚えることができなくても、
好きな異性の名前だと一発で覚えてしまうのがそうです。
なので仕事の人間関係が最悪になってしまう人は、
”怒らせない”ように気を付けて接しようとか、
”地雷を踏む”ような発言に気を付けようとか、
”注意する”ことにフォーカスしたからなんです。
僕も過去に仕事でミスを連発したことがありました。
そのときは”同じミス”を繰り返さないように意識してました。
何度も確認して、何度もチェックをし、二重チェックまでしても、
同じミスを何度も繰り返してしまった経験があるのです。
まるで狐につままれたかのような感覚でした。
いくら原因を分析しようとしても全く分からないんです。
けど原因は”失敗しない”にフォーカスしてたからなんです。
かと言って一方では良い人を演じようとする人もいます。
僕も人間関係が最悪だった頃に関係を取り戻そうとして、
言いたいことをグッと抑えてYESマンのように接して、
本当はやりたくないのに残業、夜勤、休日出勤をして、
とにかく自分を犠牲にすることでしのごうとしてました。
けど本来の自分とは遊離してるのでジリ貧で追い込まれるのです。
あなたが今の仕事で人間関係が最悪になったのは、
それって現在進行形で悪化してるのではないでしょうか。
そんなときは誰かや何かのせいにしたくなりますが、
原因は自分自身にあることに気付く必要があるんです。
だからと言って自分を責める必要はありません。
自分の原因を見つめてそれを素直に認めることと、
自分を責めることは本質的に全く違います。
ただこうした人間関係のメカニズムを理解しれば、
どうすればいいかが見えやすくなってきます。
分からない状態だから余計に苦しくなるんです。
どうすれば今の状況を変えられるのか?
いかがでしょうか。
この記事を読む前と比べてみて、
意識が少しは変わってきてませんか?
自分に原因があるとすれば、
それを解決することも可能なんです。
なぜなら、自分が変わればいいからです。
では一度最悪になった人間関係の場合、
どうやって変わればいいのでしょう。
それは本当はどうなりたいのか?
自分の本音に素直になることです。
そもそもその場所はあなたの居場所でしょうか。
最悪な状態なのにさらにジリ貧に追い込まれて、
その場所で将来を考えることができるのでしょうか。
多少のことなら事前に対策を考えておけば、
上手くコミュニケーションを取ることができ、
人間関係も良好な状態を取り戻せるでしょう。
けど自由な生き方とは程遠い辛い仕事にあるように、
どんなに頑張っても報わない場所があります。
そんな場所で無理をし続けても、
苦労の割に得られる対価は雀の涙しか感じないはずです。
今もらっている給料があまりにも安く感じるはずです。
ネガティブに感じる感情が8割以上のはずです。
人間関係が苦手な人は~でも書きましたが、
その職場は本当に自分の居るべき場所なのか?
頭では分かってても続けてしまう人は多いです。
今の状況を変えるためには、
自分が本当はどうなりたいかを明確にすることです。
自分が見たいものを決めることが大切なんです。
先ほどのフォーカスの話のように見たいものが曖昧なので、
日常の痛みに感じることにフォーカスしてしまうのです。
今の状況から問われていること
- 縦の人間関係は自分を守ろうとして複雑になる
- 人間関係が最悪になるのはフォーカスの力が働く
- 本当はどうなりたいかにフォーカスする
僕にとって本当にどうなりたいかは、
仕事にもお金にも自由になりたいことでした。
けど生活のためにはお金を稼がないといけないし、
そのためには嫌な仕事でも我慢してやらなければいけない・・・
そんな悶々とした日々を送ってました。
けど自分の本音だからこそ実現できるんだと思います。
そうでなければ会社で無理して自分を演じるのと同じように、
本当の自分と遊離して挫折の原因にもなるからです。
「本当はこんなはずじゃなかった・・・」
「本当はもっと違うかたちにしたかった・・・」
「どうしてこうなってしまったんだろう・・・」
「いつの間にこんな風になったんだろう・・・」
気付いたら別の道に進んでたってことがありますよね。
そうならないためにも本当はどうなりたいのか?
それが今の状況から問われているのではないでしょうか。
あなたは本当はどうなりたいですか?
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