言いたいことが言えないストレスを4ステップで解決-DSCE法

 

言いたいことが素直に言えない・・・

伝えなければいけないことがあるんだけど言いにくい・・・

こんな言いたいことが言えないストレスに悩んでませんか?

 

言いたいこと、言いにくいこと、言わなければいけないこと。

仕事、家庭、学校、友人、恋人といろいろとあると思います。

 

「言わないといけない、どうやって伝えよう、ああ言いにくい、しんどい・・・」

 

頭の中で言葉を選んでシミュレーションを何度も重ねては修正し、

やっと頭の中のリハーサルが終了していざ本番のカチンコがおりると、

 

「あの・・・えっと・・・その・・・」

 

言いたいことが言えずに言葉がつまり、

最悪な場合、本番でNGが出まくってテンションダウン。

あなたもこんな苦しさを何とかしたいと思いませんか?

 

にも関わらず、

 

当たり前のように、ネイティブかの如く流暢な英語を喋るように、

まるで「川の流れのように」自然に言いたいことを伝えている人もいます。

しかも、角が一切立たず終始穏やかな空気が流れていて淀みのない空気感。

 

どうすればあんな風に自然と伝えられるのだろう?

 

自分にムリせず、相手に不審がられず「川の流れのように」自然と言いたいことを言いたい。

今日は、言いたいことが言えないストレスを解決する「DESC法」をご紹介します。

 

(前回は、エゴの意味とは?私を苦しませる心の原因を捨てる技術にて、

エゴの本来の意味を理解して、その上で自分のエゴとの正しい付き合い方をお伝えしました。)

 

 

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言いたいことが言える「DESC法」とは?

 

DESC法とは、自分の言いたいことを的確に伝えるために、

4つのステップに分けて考える方法です。

 

  1. Describe:状況を描写する
  2. Express、Explain:表現する、説明する
  3. Suggest、Specify:提案する、具体的に挙げる
  4. Choose、Consequence:選択する、結論を伝える

 

この4つのステップに分けて伝えることで、

言いたいことを言えないストレスから解放されてしっかりと伝えることができ、

相手を傷つけたり怒りを喚起させたりすることが減ります。

 

あなたの言いにくかったときのことを思いだしてみてください。

慣れない相手、仕事の先輩や上司、気難しい相手、恋人や友人に指摘するとき、

このような場面で言いたいことを言えるようになるとどんなにラクでしょうか。

 

 

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1、Describe:状況を描写する

 

まず最初は、状況の描写からです。

ここでの注意すべきポイントは以下の3つとなります。

 

ポイント:

  • 出来事を他人ごとのように淡々と伝える
  • 主観的な視点や気持ちは一切入れず、客観的に伝える
  • 話の内容に人を入れずに伝える

 

例:

「うまくもの事が運ばなくなってきているようです」

「明日○○に参加する予定が入ってきている」

 

 

2、Express、Explain:表現する、説明する

 

「E」には、「Empathize:共感する」や「Expose:見せる」の場合もあります。

要するに自分の気持ちを素直に伝えたり、相手の気持ちに共感することです。

 

自分の気持ちを表現するときに誰かに責任を押し付けたくなったら、

このときだけは心をグッと抑えて、自分の感じている気持ちのみ伝えます。

 

ポイント:

  • 誰かを責める気持ちをあきらめて、困っている気持ち
  • 見栄や恥じらいを捨てて、今の自分をぶっちゃける
  • 感情に振り回されないよう、身体で感じている感覚に意識を向ける
  • 自分の反省すべき点や気づきがあれば素直に伝える

 

例:

「どうすれば良いか正直分からなくて嫌でしたが、自分が○○しておくと良かったかもしれません。」

「明日○○に参加することはとても楽しみにしている。だからどうしても参加したい」

 

 

3、Suggest、Specify:提案する、具体的に挙げる

 

自分の気持ちを相手に伝わったら、今度はお互いにより良い提案をしていきます。

 

ポイント:

  • あくまでも提案であり、押し付けない
  • 他人を責めず、改善に意識を向ける
  • お互いにとって納得できる提案を提示するため自分のこだわりを手放す

 

例:

「今まで曖昧にしていたところを一手間掛かりますが、確認作業を加えてみたらどうでしょう?」

「明日○○に参加したあと、最近できたカフェに行ってそのときの内容を話すのはどう?」

 

 

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4、Choose、Consequence:選択する、結論を伝える

 

その後の結果をシンプルに伝えます。

未来に得られる結果をイメージできるように伝える。

 

ポイント:

  • お互いにとってのメリットを伝える
  • もし提案が受け入れられなかったときは、代替案を聞いてみる
  • メリットは一方的で疑問形にしないこと「○○になるからイイよね?」これは×
  • 前のステップに戻らない(堂々巡りになってしまう)

 

例:

「そうすることで、これまでのミスをかなり改善できて今までよりスムーズになります」

「いつもと違う雰囲気を楽しめるし、カフェならゆっくりくつろいで会話できるよ!」

 

 

言いたいことが言えないなら工夫を

 

まず一番大切にしたいのは、素直で誠実であることだと思います。

そうしなければ、お互いのメリットになるような着地点に辿りつかないからです。

 

そして、

 

自分の言いたいことを我慢したり自分を犠牲にすることも良くありません。

 

無神経にならないよう、感じたことを素直に言う。

心を閉ざさず、感じたことをありのままに言う。

 

あなたが今、言いたいことが言えないなら今日から試してみませんか?

 

自分を大切にする意味でも言いたいこと言うということを意識してみてはいかがでしょう。

素直な気持ちを言える毎日になれることを祈っています。

 

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