身近な人の幸せを願えないことに悩んでませんか?
そんなとき、つい自分が負けたように感じるかもしれません。
余計なプライドを捨てて、もっと身軽に生きたいものですね。
僕も会話をしている中で、
つい自分の過去を引き合いに出していることがあります。
また人によっては自分がダメなら、
自分の知っている誰かを引き合いに出して競争してしまうことがあります。
だけど不思議なことに同じことを言っていても、
仮にAさんとBさんとで違う受け取り方ができてしまいます。
- Aさん = 素直に関心できて興味をもって話を聞ける
- Bさん = なんだか嫌味に感じて気分が落ち込んでしまう
あなたも人によって受け取り方に違うと感じたことはないでしょうか。
また一方では、受け取る側としても感情と向き合う必要があります。
なぜなら、他人を変えるより自分が変わる方が簡単だからです。
そのためには、
自分の中にあるこだわりを捨てることが必要となってきます。
ですが考えれば考えるほど、人間の心理とは複雑に思えるかもしれません。
もっとシンプルに考えて豊かな気持ちを引き寄せるヒントをお伝えしたいと思います。
(前回は、人生の目的とは?「どうせ私なんて」に潜む4つの抵抗感にて、
人生の目的とはなんのか?答えを見つけるために動き出したときに訪れる
4つの抵抗感についてどのように向き合うかをお伝えしました。)
スポンサーリンク
人間は比較することで現実を理解している
人は現実世界を、または自分自身をどのように認識しているのでしょうか。
それは比較することで全てを認識しています。
たとえば目の前にコップがあるとすると、
それを過去の経験からどのようなコップかを比較して認識ます。
自分なりの感覚で、きれいか汚いか、高価か安いか、使っているかいないかです。
今の自分の考えていることも同じことが言えます。
好きか嫌いかを判断するときも自分の過去の経験を元にしています。
だからこそ、人によって同じ出来事でも感じ方が異なってしまうのです。
では競争心が出てきてしまうのはどうなのでしょうか。
それは過去に痛みを伴う経験をしたことで自分を守るためです。
そして過去を忘れ、似たような出来事に無意識に反応してしまうのです。
なぜ過去を忘れてしまうのかというと痛みを避けるためです。
しかし潜在意識には記憶されるので自分ではコントロール不能になるのです。
そのため競争心と向き合うには過去にさかのぼる必要があるのです。
スポンサーリンク
競争の世界で生きるのは過去のトラウマ
過去にさかのぼる必要があるというのは、
競争心は大抵、子供時代のトラウマからきているからです。
たとえば兄弟同士のケンカでおもちゃの取り合いになったとか、
3時のおやつのときに兄弟に奪われて自分の分がなくなったなどです。
大人になってみると「そんなことが?」と思ってしまうかもしれません。
だけど子供の頃は、無知で純粋なのでひとつひとつを真正面から受け止めます。
僕は皿の中のおやつをゆっくり食べようと思って1個つまんでいる間に、
兄や姉にとられて空になった状態にショックを受けたのを今でも覚えています。
なのでとられたくないという焦りが競争心につながっている感じがします。
たとえば自分の分はしっかり確保したくなるなどです。
このように競争心が出てきてしまうときは、
焦りや悲しみなどのネガティブな感情が出ているのですが、
ほとんどの人は感情に流されてしまって気づくことがありません。
なので後に尾を引くやり場のない思いを誰かのせいにすることで自分を守っているのです。
競争を捨てるには心に軸となる信念を持つこと
競争することを捨てることができたらどんなに楽に生きられるでしょうか。
こだわりをあきらめて肩の力が抜けている姿を少し想像してみてください。
人の幸せを心から願えないとき、
それは勝つか負けるかという他人と比べる生き方をしています。
なぜそのようになってしまうかと言うと、
自分の中で軸となる信念がまだまだ弱いからです。
信念がないのではなく、ただまだ成長していないだけなのです。
ないものを作ることは困難ですが、成長させるだけなのでできます。
ではどうやって成長させるのかと言うと、
自分が過去にもっとも感動したときのことを思い出して、
どうしたらより味わえるかを考えてそれを行動に移していくだけです。
僕はある心理学セミナーで「自分の感じたことを語る」に感動しました。
それを友人や知人、マンツーマンのセッションに軸として取り入れていきました。
もちろん、このブログに関してもこの軸を定めることを意識しています。
人生を変えたいなら、より重要になると個人的には思います。
受け取るとは自分の気持ちに責任を持つこと
では今度はあなたが競争の対象にされているときはどうでしょう。
言葉にならない悲しみや空しさ、ズシンと心が沈んだ感覚がないでしょうか。
実は競争心というものは誰にでもあって完全に捨てることはできません。
なぜなら、人は現実を比較することで認識しているからです。
ではどうすればいいのでしょうか。
それは自分が受け取り方を変えればいいのです。
だけど悲しみや苦しみや空しさなんて自分でコントロールのしようがありませんね。
自然と感じることをムリに変えようとしても余計に苦しくなりそうですね。
このようなときは、
ただただ感じている感情を味わうことに徹するだけです。
なぜなら感情と向き合い続けると次第に感じ方が変わってくるからです。
そこに目を背けて誰かのせいにして逃げてしまうので同じ苦しみをくり返します。
だけどつい責任転嫁していたり、感情に流される自分に自己嫌悪するかもしれません。
感情と言うのは1週間単位で向き合い続けて1ヶ月で性格に落とし込みます。
1ヶ月単位で性格に落とし込み続けて1年単位で身体に染み込ませるのです。
そんなに簡単に自分が変わることができれば苦労はしません。
だからこそ他人を変えるより自分を変えることの方が簡単なのです。
これが自分の気持ちに責任を持つということです。
人の幸せを願える生き方
人の幸せを願える生き方にするのはシンプルです。
勝ち負けという奪う意識を捨てて、
自分が心から感動したこと与える意識に変えることです。
ですが与えることを失うという感覚になることがあるかもしれません。
僕はお金を支払うときに奪われているような感覚がありました。
もし失っているように感じるのなら、なにがストップをかけているのでしょうか。
そしてそれを外すことができたら、どのような自分になれるでしょうか。
そんな良い状態のあなたを想像してみるといいかもしれません。
誰かと競争して勝ったときに得られる満足した気分と
自分の本当の幸せとはなにか知ってそれを軸にした生き方と、
10年後、20年後ではどのような差となるでしょうか。
自分の生き方ができることを祈っています。
スポンサーリンク