自分にカタをつけるからこそリバウンドしない部屋になる

 

せっかく片付けても、しばらくすると元の状態に戻ってしまう・・・

そこであなたは片付ける方法ばかりを考えていないでしょうか。

きれいになった部屋を長続きさせるには、

 

きれいになった部屋が自分にとって標準にならなければいけません。

 

たとえばダイエットでリバウンドしてしまう人は、

非日常的なダイエット方法を実践していることがほとんどです。

それは過度な運動や食事制限で自分に無理をすることです。

 

非日常的な行動はしばらくは継続できたとしても、

やはり日常の中に馴染んでいくことはありません。

馴染めないことを続けると行動の質は落ちていきます。

 

ダイエットなら今までの食生活や運動しない生活に戻ってしまい、

新しい習慣が身につかないのでリバウンドしてしまいます。

部屋を片付けることも全く同じことが言えるのです。

 

今回は、ではどうすればリバウンドしないようにできるのか?

もう少し踏み込んで内面を見つめる大切さをお伝えしたいと思います。

 

(前回は、なぜ部屋が散らかるのか?自分の思いとは逆の隠れた深層心理にて、

部屋が散らかる理由は深層心理に隠れた自分の本当の思いに気づけないからで、

根本的に解決するシンプルな考え方についてお伝えしました。)

 

 

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テクニックでは一時的にしか片付けられない

 

テクニックであれ、方法であれ、

具体的なやり方というのは非常に大切です。

具体的なやり方が分からないと行動できないからです。

だけどテクニックだけでは一時的であることが多いです。

 

そこには行動の元となる”思い”が整っていないからです。

 

思いとは言い換えると考え方のことです。

ダイエットなら早く痩せたいと思うから極端なことをします。

だけど理想の体型をキープしたいと思っているとすると、

身体を徐々に新しい習慣へと馴染ませながら行うようになります。

 

つまりは考え方の違いで結果が異なってくるということです。

 

全く同じ行動をとったとしても、

どんどん質が上がって成長していく人と、

どんどんやる気が低下しておざなりになる人といます。

それはやる気が低下する人が悪いのではなく、

 

行動の元となる思いが、まだ整っていないだけなのです。

 

なので自分はうまくいかないからと、

自分自身をダメだと裁く必要なんてありません。

ただ考え方を変えていけばいいだけなのです。

 

 

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部屋が散らかる前提を見つけてひっくり返す

 

多くの人は目の前に問題が起こると、

問題解決することに意識を向けていまいます。

目の前の問題を解決しようとなると、

 

そのための方法テクニックを知りたくなってしまいます。

 

しかし、本当に大切なのは、

 

問題を作り出している前提を知ることなのです。

 

それが先ほどお話しした考え方ということです。

ではこの前提を知って解決するにはどうすればいいのでしょう。

あなたの部屋が今散らかっている状態だとしたら、

それを何とかしたいなぁと思っているとします。

 

このときに片付いてない部屋を問題だと思ってませんか?

 

あなたは問題と思うからこそ悩んでいるんだと思うかもしれません。

ここで言いたいのはこういうことです。

 

問題だと思ってそれを悪いことだと決めている前提が問題だということ。

 

つまり片付いてない部屋は悪いという前提になっているのです。

だから問題だと感じて自ら壁を感じてしまっているのです。

出来事に良いも悪いも関係なく常にフラットです。

意味づけをしている自分自身に気づくことが大切なのです。

 

そしてそんな自分の前提に気づいたら、

「別に悪いことじゃない」と考え方を意識して変えるのです。

何も特別なことをする必要はなく意識すればいいだけです。

それだけで潜在意識は次第に新しい考え方を優先するようになります。

このシンプルな考え方が前提をひっくり返すということです。

 

 

物に思いが宿るのは感情が湧き出るから

 

物には思いが宿るとよく聞きますね。

実際には物そのものに念がこもるなどではなく、

 

その物にたいして感情的に反応しているだけです。

 

たとえば新入社員の田中君が、

「おはようございます!」とあいさつをしたときに、

係長の山田さんは「しっかり挨拶しているね」と感じたけど、

先輩社員の木村さんは「ちょっと元気がないねぇ」と感じるか、

同じ出来事でも人によって感じ方が違うのと同じように、

 

物にも人によって感情的な反応が違うだけです。

 

ではその感じ方の違いは何なのかというと、

過去の経験からきていることがほとんどなのです。

あなたがもし片付いてない状態が問題だと思っているとしたら、

それは過去に問題と感じさせる何かがあったからと言えます。

 

自分にカタをつけるということは、

こうした自分の過去にカタをつけることでもあるのです。

そして多くの人は過去のことなどすっかり忘れてしまい、

目の前に問題が生じたら何が原因なのかはっきりと分からず、

テクニックや方法で何とかしようとしていまいます。

 

 

必要以上に背負った心の重荷を降ろしてみませんか?

 

問題と感じることがあるとか、

悩み続けていることがあるそのものは、

決して悪いことでありませんし誰もが抱えて生きています。

それは僕だって同じように常に問題や悩みを抱えています。

 

そして自分を変えていきたいと思うからこそそう感じるのです。

 

望む生き方をしようと思えば、

それが思った通りにすんなりといけばいいのですが、

大抵はそこに自分を変えて成長していく必要があります。

そこで必要となってくるのが、

 

新しい生き方をするための新しい考え方に変えることなのです。

 

ということは今までの考え方を背負っていては、

重たすぎてそこに向かうことが非常に困難になります。

必要以上に背負った心の重荷を降ろすことが大切なのです。

 

お金に不自由して何とかしたいと思っているのに、

他人の目を気にして携帯の2台持ちや払い過ぎている生命保険、

見栄を張った人付き合いは新しい生き方の重荷にすぎません。

ここで自分にカタをつけることが大切になってくるのです。

 

片づけを通して生き方も変わることを祈っています。

 

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