今の辛い現実から逃げたい・・・
何をやっても現実を変えられない・・・
もう自分にはどこにも居場所がない・・・
僕が人生で最も辛かったのは20代後半、
数百万の借金を抱えて職を失った時でした。
辛い現実を受け入れることができない・・・
何とか実家で住む場所は確保できたものの、
そこから本当の地獄が始まったのです。
けど今は独立して自分の身一つで生計を立て、
煩わしい人間関係のしがらみなく暮らしてます。
今回は僕が当時辛かった時のことを振り返って、
今のあなたが本当にやるべきことを話します。
スポンサーリンク
辛い現実を受け入れるなんて到底無理…
もともと実家では一度家庭崩壊しており、
母親は病気で亡くなり家族はバラバラでした。
なので実家には父親が一人で暮らしてました。
当時は僕にとって酷い冷遇を受けていて、
風呂、トイレ、洗濯、台所を使うことができず、
食事を含める全てを外出先でやってました。
家の中で鉢合わせしてしまうと、
理由なく罵声を浴びせられるのが常だったので、
父親が寝静まる時間を見計らって帰ってました。
それでも夜中に起きて部屋に明かりを確認すると、
ブレーカーを切ってくることも日常茶飯事で、
自分の部屋では明かりを付けずに過ごしてました。
当然こんな日々なんて続けられないので、
借金を全額返し終えたらすぐ実家を離れました。
スポンサーリンク
現実を変える最も基本的なこと
辛い現実だと感じてしまうのは、
単発ではなく辛いことが続いてしまうことで、
精神的に耐えられなくなるからなんですね。
先ほどの僕の話もそうでしたが、
あれは実は家だけでく仕事も辛い状況でした。
このような辛い状況が続いていく日々において、
どうやって目の前の現実を変えられるのでしょう。
結論から言うと最も根幹的な部分としては、
自分の感じる感情に意識を向ける・・・
ということになります。
言葉を変えると自分の感じている感覚です。
けどこれだけだと「?」かもしれませんね。
意識の向け方で現実が変わる理由
では感情に意識を向ける理由を説明する為に、
まず以下にご紹介する言葉をご覧下さい。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
これは有名な哲学者であり心理学者である、
ウィリアム・ジェームズの言葉なんですが、
あなたも一度は聞いたことがあると思います。
この「心」の部分が感情のことを指します。
心の感じ方が変わるから行動が変わるわけです。
感情とは辛い・悲しい・楽しい・嬉しいなど、
それらは身体の感覚として感じることができ、
だからこそ感情に意識を向ける・・・
ということが重要なわけです。
そうすることで現実を変えられるからです。
なので最も根幹的な部分になるんですね。
辛い現実では辛いことばかり考える
ところが僕達は辛い現実に晒され続けると、
そのことばかりを考えて嘆いてしまいます。
或いは辛い現実から目を背けてしまうかです。
勿論そうなってしまうのは自然なことで、
僕もそうだったので否定するつもりはありません。
だけどそれでは辛い現実は変わらないですよね。
それどころか最も心配なのは、
日を追うごとに着実に状況は悪くなる・・・
ということなんです。
当時の僕も辛い現実が現状維持というよりは、
その辛さが日増しに強くなっていく感じでした。
最初の実家での生活も徐々に酷くなり、
それが飛び火するかの如く仕事も辛くなりました。
だけど問題なのは辛いことに意識を向けるので、
余計に辛い現実を呼び込んでしまうこと。
このことに改めて認識して欲しいのです。
おそらくこの記事を読んで頂いてるあなたは、
辛いことに意識を向けると余計に現実も辛くなる、
このことは頭の中では理解してるかと思います。
ただ当事者の立場になると頭では分かるけど、
でもどうしようもなく変え難い現実のあまり、
意識が辛いことに向いてしまうんですよね。
呼び水のように辛さが辛さを呼ぶ
「何でこんな状況になったんだろう・・・」
「どうして俺だけこんなに辛いんだろう・・・」
「何で俺だけがこんな思いをするんだろう?」
当時の僕もずっとこんなことばかり考えてました。
自分の意識は不幸なことばかり向いていました。
この地獄が永遠に続くかのように感じてました。
なので頑張って現実を変えようというよりは、
ただただ生きることに必死な感じでした。
最初に話しましたが僕は借金が数百万ほどあり、
一人暮らしが続けられなくて実家に戻りました。
風呂・トイレ・洗濯・台所の使用を認められず、
全て外出先で済ませる異常な生活をしてました。
後半は派遣社員から契約社員でしたが、
最初の頃はアルバイトの掛け持ちだったので、
朝8~深夜2時までずっと働いてました。
そうしないと借金を返済できなかったし、
当然家を出ることもできなかったからです。
だからこそ当時の僕にとってその時の現実は、
この地獄が永遠に続くかのように感じてました。
辛い現実に晒されて自分は不幸だと思ってたし、
仕事もアルバイトの掛け持ちで不安定だったので、
将来に対する不安もごちゃ混ぜ状態でした。
そんな不安定な日々の中で少し光が見えたのが、
地元の製造業の会社に派遣で入れたことでした。
ところがやっと仕事が落ち着いたかと思ったら、
今度は配属されていた部署を変えられたことで、
職場の人間関係で苦しむようになりました。
上司からの執拗なパワハラや孤立化で苦しみ、
機械の管理をする業務だったので毎日イライラし、
夜が極端に弱いのに隔週で夜勤もやっていました。
それもこれも借金返済の為に我慢していたのです。
特に日曜の夜8時20分からの出勤は辛くて、
ブルーマンデー症候群という言葉があるように、
週の始まりは精神的に最もきつい瞬間でした。
辛い現実に思いを馳せても意味がない
確かに自力で借金を返済して再び一人暮らしをはじめ、
住む場所は心落ち着ける場所を取り戻すことはできましたが、
仕事では相変わらずどころか比例して辛くなっていきました。
不幸を感じるレベルは一向に変わらないと感じてました。
だけど、意識が不幸に向いてる限りは現実は変えられませんでした。
なぜ辛いのかということに意識を向ける限りは、
その意識が呼び水となって辛い現実を引き寄せてしまうかもしれません。
かと言って、無理に思わないようにすることも難しいことです。
辛い現実になった理由を考えても現実を変えることはできませんが、
当時の僕も換え難い現実に苦しまずにはいられませんでした。
辛い現実なら逃げるべき!しかし…
辛い現実から逃げたいといつも思うけど、
だけど生活や家族のために逃げることが許されない・・・
仕事も精神的な苦痛に毎日耐え続けなければいけない・・・
こんな板挟みに悩まされると非常に酷な状況です。
そしてこんな時は自分が一番不幸だと感じてしまいますし、
周囲の人達がみな自分よりも幸せそうに感じてしまいます。
そして何よりも自分はこの状況から抜け出せない・・・
そんな風にも思ってしまうので思考も一方的になります。
そんな状況の中で僕が最終的にどうなったかと言うと、
精神的な苦痛に耐えきれずに会社を逃げてしまいました。
朝起きてスマホの時計だけをボーっと眺めてました。
最初は支度をしないといけないとかそろそろ出ないといけないなど、
分刻みで色々な感情と葛藤がありつつも身体は微動だにしない・・・
そして時間が過ぎるとついにやってしまったという感覚。
複雑な思いとある意味すっきりしたものが入り交ざってました。
だけど、それでも生きる道はありました。
会社からの連絡で部署を異動して働き続けることになりました。
それでも抜け殻のようになってやる気はほぼゼロだったので、
部署をたらい回しにされて結局は会社を辞めてしまいましたが、
どんなに辛い現実から逃げても自分にだけは逃げてはいけません。
その理由は辛い現実を逃げたい思っても逃げられないからです。
そこで自分の感情と本気で向き合っていく必要があるからです。
言い換えるとやっと自分と本気で向き合う機会が訪れたということです。
では自分の感情と向き合うとはどういうことでしょう。
あなたがやるべきことはたった1つ
僕達は嫌なことは絶対に味わいたくないですね。
缶コーヒーがズボンにこぼれるような些細なことから、
大切な人が急に事故で亡くなるような大きなことまで、
辛い苦しいと感じることに否定的になってしまいます。
しかし、辛い現実を変えるヒントはここに眠っているのです。
なぜなら、僕達は問題と感じなければ現状を変えようとしません。
せいぜい「できたらいいな」と思う程度に留まります。
あなたがやるべきことは非常にシンプルです。
それはとことん自分の感情を味わい尽くすことです。
それがたとえどんなに逃げたいと思うことでも、
身体の感覚に意識を集中させてあるがままにただ感じるのです。
そうするとどうなっていくと思いますか?
苦しみを味わい尽くすと「希望」が奥底から染み出してくるのです。
万年筆のインクが紙にゆっくりと広がるように、
感情の色が段々と変化していくのを胸の奥で感じることができます。
すると不思議とやる気が湧いてきて行動力も上がるのです。
感情というのは面白い特徴を備えていて、
逃げると追いかけてくる犬のような性質を持っています。
反対に追いかけると猫のように一定の距離を保とうとします。
なのでただジッとあるがままを感じてあげることが大切なのです。
考えることをやめて感じることに切り替えるのです。
スポンサーリンク
現実が変わるのは自分と素直に向き合うから
僕が人生で最も深い絶望を味わったのは、
2008年12月上旬でした。
当時は借金300万円近くあり、
仕事もなくて口座の残高も数百円程度しかありませんでした。
毎月の返済どころか明日食う飯すらもどうにもならない状況。
逃げ場もなく目の前の現実を受け止めざるを得ませんでした。
だけどその時の絶望をしっかりと感じきったのが良かったのか、
7年後という年月は掛かったものの好きなことで独立しました。
今では人生が180度変わったと言っても過言ではありません。
人生を変えるためにいろんな方法が世の中に出回ってますが、
その前段階でやっておくべきことがあります。
辛い現実から逃げたいなら逃げても構いません。
だけど自分にだけは真正面から向き合うのです。
その方法は非常にシンプルで、
ただ身体の感覚を感じるというだけのことです。
たったそれだけのことで深く自分を知ることができます。
逃げて逃げてどこまでも自分から逃げようとすると、
最終最後には身を投げ出してしまうことになるのかもしれません。
だけど自分の感覚に意識を向けてあるがままに感じれば、
不思議と生きる力のようなものが湧き出てくるのです。
それが辛い現実から逃げたいと思うあなたがすべきことです。
そして感じ方が変われば、考え方も自然と変わるのです。
考え方が変われば、目の前の現実も変わっていきます。
心から望む生き方ができることを祈っています。
スポンサーリンク