あなたは、自分の心の傷が何かを知っていますか?
インナーチャイルドとは「内なる子供」と訳されています。
このインナーチャイルドに出会うことで、
子ども時代に負った傷を癒して、今を自由に生きることができます。
冒頭のご質問、いかがでしたでしょうか。
インナーチャイルドと聞くと何だかスピリチュアルの世界を想像してしまい、
少し信じがたいと思ってしまう人もいるかもしれませんが、
実は、潜在意識と深く関わる重要なことでもあるのです。
多くの人は、自分の幼少の頃に負った心の傷が、
大人になって強く影響していることに気づいていません。
あるいは、
気づいていたとしても関心が薄いせいか、真正面から向き合おうとしません。
では、それがなぜ問題となるのでしょうか。
その答えは、心の問題を墓場まで持って行ってしまうからです。
多くの人が、今の生活より豊かになりたいと望みます。
しかし、そのほとんどの人があまり変化することなく臨終を向かえます。
インナーチャイルドとは、本当の幸せを生きるための比喩とも言えるのです。
インナーチャイルドが教えてくれることの本当の意味。
これからの時代に必要なことを伝えてくれているように思います。
今回は、出会う方法について紹介したいと思います。
(前回は、楽に生きる7つの方法-執着心を捨ててシンプルに生きるコツにて、
僕たちは今を自由に楽に生きることができないのは、ある心を手放せないからであり、
楽に生きるためにはどんな考えで、どう日常と向き合えば良いのかをお伝えしました。)
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1、インナーチャイルドと潜在意識の関係
僕たちは脳には、顕在意識と潜在意識があります。
それは、あなたも十分にご承知のことだと思います。
潜在意識の中には、子ども時代に経験したことや忘れてしまったことなど、
これまで生きてきたすべての記憶が貯蔵されているのです。
その中には、恐怖を感じたことや喜びを感じたことがゴチャゴチャに入っています。
僕たちが何かいけないことをしたときに感じる恐怖心、失敗したときの不安感、
これらは、
幼少期に起こった出来事を「悪いこと」に解釈してしまったことが原因なのです。
たとえば、親が共働きで忙しのは、本当は子供のためなのですが、
それを愛されていないと思い込んでしまい、記憶の中にインプットしてしまうのです。
このように幼少期の傷は「思い込み」でできあがっていきます。
ズキッと刺さるような心の「痛み」は、とっさの反応でフタをしてしまい、
思い出さないように記憶の彼方に放り込んで「忘れ」ようとします。
そして、
大人になって、他人に話し掛けることに訳も分からない緊張や恐怖、
このようなネガティブな感覚だけが、身体を覆ってしまい、
頭では分かっているのに、感情がコントロールできない状態になってしまいます。
潜在意識の奥にある、子供のままの自分と出会い、癒すことが大切なのです。
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2、インナーチャイルドと出会うためには
そもそもインナーチャイルドと出会うことができなければ、
何をどうしたらいいのか分からないと思います。
また、出会ったとしてもどう対処していいのか分からないこともあります。
傷付いたまま心の中で無視され続けてきただけに、
それは、ひどく落ち込んで悲しんでいます。
中には顔を出すことすら嫌がる場合もあるかもしれません。
出会ったとしても会話すらできないこともあります。
そんな彼らに出会う方法は、
- ふと感じたこと
- 何か思い浮かんだこと
- 自然と思い出されたもの
このように感じたことや浮かんできたことに意識を向けます。
この自然と感じたことや浮かんでくることというのは、
僕たちが脳を稼働させて意識的に思考したものではありません。
自然と浮かび上がってくるからこそ、潜在意識から出てきていると言えます。
ふと自然と出てくるもの。
これがインナーチャイルドと出会うための「前提」となります。
3、心の状態を整える
何も邪魔されない、リラックスできる環境が必要です。
心の状態を整える準備:
- 目を閉じてゆっくりと深呼吸をしてリラックスします。
- 呼吸に集中した意識をゆっくりと身体の中心に降ろしていきます。(へその下、約10センチのところにある「丹田」と呼ばれるところ)
- それをしばらく感じます。
- 次に身体の周りを淡い光りが包み込み、オーラをイメージします。(感覚とイメージの融合)
ここまでが、心の状態を整える準備となります。
これだけで、はじめる前と後とでずいぶんと状態が違うのをお分かりいただけたでしょうか。
僕はときおり瞑想としてこの心の状態を整える方法を行っています。
この続きは、インナーチャイルドの癒し方-自分で行う7つの心の声の聴き方にて、
シンプルに紹介していますので参考にしていただければと思います。
自分を愛することがすべてのはじまり
僕は昔、父親に罵倒されて怒りが込み上げてきたとき、
自分の部屋のベッドにタオルを思いっきり叩きつけるように投げました。
その瞬間、
心の中でパッと視界が暗くなったような感じがして、
その奥に体育座りをしている小さな子供と出会いました。
それは幼少期の自分だったと分かりました。
この瞬間、まるで悟ったかのように、
「お前が今まで頑張ってくれていたんだな・・・」
このように思えてきて、
その体育座りをしている子供の存在が愛しく感じました。
おそらくこの感覚が「インナーチャイルドを抱きしめる」ということだと思います。
そして自分を愛することとは、こういうことだと感じました。
インナーチャイルドと出会うには、
僕のような突発的に出来事か、あるいは専門家に相談することが大切に思います。
本当の幸せに素直になれることを祈っています。
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