急に気分が落ち込むときの希望が湧いてくる心の処方箋

 

なにが原因か分からず急に気分が落ち込むとき、

一体、何のきっかけがあって落ち込んでしまうのでしょう。

ずっと沈んだままの状態をなんとかしたいものですね。

 

あなたは落ち込んだときに、

他のことで気を紛らわしたりしていませんか?

忘れることで解決しようとしていないでしょうか。

もちろん、どんな方法も間違いではないと思います。

 

だけど気分が落ち込むことは、

それ自体が決して悪いものとして扱う必要はありません。

 

なぜなら希望が湧いて生きるエネルギーを感じさせてくれるからです。

 

だけどできれば落ち込むことなんて経験したくないですね。

気分が晴れない時間を耐え続けることは辛いことだと思います。

そこでちょっとした元気の出るコツをお伝えします。

 

(前回は、本当の友達ってなんだろう?非常にシンプルにお答えしますにて、

僕自身の経験してきた失敗する付き合い方や本当の友達って何なのか、

結局のところ何を基準にすればいいかをシンプルにお伝えしました。)

 

 

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辛いことから守ってくれている存在

 

僕は2010年5月から、

製造業の会社に派遣社員として入社しました。

それから半月程度しか経っていないうちに、

 

「しばらくの間、夜勤をしてくれ!」

 

と言われてずっと夜勤の仕事をし続けることになりました。

そして社内でかなり厳しいと噂の先輩と一緒にやることになり、

かなりの精神的プレッシャーの中で働く日々が続きました。

 

心にフタして感情を感じないようにすることで辛さを耐え続けました。

だけど身体はウソを付けないので、わずか1ヶ月で7キロも痩せました。

次第にフタをしきれず表情も見るからに暗く重たくなっていき、

 

「大丈夫なん?」

「すごい痩せたなー」

 

ここで他人から言われるほど自分に変化が起こっていることに気づきました。

心にフタをするというのは防衛本能のようなものだと思います。

苦しい辛い感情を感じていては耐え続けることができないからです。

そしてそれは、今まで生きてきた経験の中で培われた知恵なのです。

 

急に気分が落ち込むとき、

それはあなたの中で生きるための防衛本能が作動しているからです。

防衛本能は潜在意識であり、もうひとりのあなた自身と言えます。

心にフタをすることを一般的には「抑圧してきた感情」と言います。

 

 

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感情は理性という思考では処理しきれない

 

思考はもの事を筋道立てて論理的に考えることです。

たとえば仕事はまず何をするか優先順位を決めて、

そしてしっかりと段取りを行ってからやっていきますね。

 

では感情とは一体なんなのでしょうか。

感情とは夢でたとえると分かりやすいです。

夢を見るときは、いきなり訳も分からないシーンからはじまりませんか?

そして現れる人も時間の感覚もなにがなんだか理解不能だったりします。

 

  • なぜいきなりこの人が現れるのか
  • なぜ夜になったりいきなり昼になったりすのか
  • なぜ思ってもいないことをいきなり言ってしまうのか
  • どうしてこの場所からはじまるのか

 

感情とは夢の世界に近いものと考えてもいいかもしれません。

なぜなら、理屈では割り切れない気持ちというのが存在するからです。

 

「言ってることは正しいけど、あの人のことは従う気になれない・・・」

「自分ではできもしないのに当たり前なことを言いやがって・・・」

「嫌いになれたら楽なのに、どうしても嫌いになれない・・・」

 

あなたもこんな風に思ったことはありませんか?

これこそが感情は理性では割り切れない証拠です。

なので気分が落ち込んできてるなと感じたときは、

理性で処理しようとすること自体が無理があるのです。

 

 

希望が湧いてくる、とてもシンプルな処方箋

 

僕たちの身体は全ておいてバランスを保って生きています。

それは潜在意識と呼ばれる無意識の領域で制御されています。

体温を調整するのもホルモンのバランスを保っているのも、

全ては潜在意識が制御しているのです。

 

そして心の領域もこのバランスによって保たれています。

 

今は明るい性格なのに、明日になると急に暗くなってしまったり、

また明後日になると訳の分からないネジが飛んだ性格なったり、

ころころと変わることなく常に一定で保たれています。

 

「あの人は優しい人だね!」

 

と感じる人は、大抵優しい性格のままですね。

多少の差はあってもある一定の水準で保たれています。

ということはたとえ急に気分が落ち込んでしまったとしても、

 

自然と元に戻るようにバランスが保たれているのです。

 

そうなると落ち込んだときに気を紛らわそうとするより、

自然と元に戻るんだからそれまでに何をすべきかが大切です。

何をすべきかとはやる気を出して前に進む自分になることです。

その処方箋とは非常にシンプルで、

 

自分の身体の感覚を意識して、ただ味わうだけです。

 

なぜなら、味わっていれば自然と感じ方が変わるからです。

あえて感情に向かっていくことで意外なことに気づけたりします。

それは自分の思い込みで間違った解釈をして余計にショックを受けていたとか、

もっと違う見方ができて、より健全に生きる力にすることができるからです。

 

そして何より一度どん底まで味わうと、心は自然と回復するものだからです。

 

子供の頃、散々泣き続けていると、

自然と不思議なように力が湧いてこなかったでしょうか。

ぼく達には希望が湧いてくるようにバランスが保たれているのです。

だけど苦しい辛いからと逃げるように気を紛らわすことで、

その大切なことに気づけなくなってしまいます。

だから余計に苦しくなってしまうのです。

 

 

人の感情はバランスを大切にしている

 

このように人は現状を維持する機能があり、

心も身体もバランスを保って生きています。

怪我や病気になれば自然治癒力で治っていきます。

気分が落ち込んでも自然と元の状態に戻ろうとします。

 

自分のバランスを保てない環境にいるならば、

仕事であれ家庭であれ友人関係であれなんでも言えることですが、

 

勇気を持ってあきらめることも自分を大切にするためなのです。

 

ぼく達は今を一生懸命に生きています。

どんなに他人が間違っていると思っていたとしても、

そのときの判断は自分にとって一番だと思って選択します。

 

自分の生き方が分からないとしても、

自分にとって心地の良いバランスはどこなのか?

そんなことを基準にすればどこに向かい誰と接するべきなのか、

自分の感じる感情に素直に従うことで見えやすくなるかもしれません。

気分が落ち込むのもバランスを知る手がかりだと思います。

 

あなたの人生に希望が湧いてくることを祈っています。

 

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