他人を憎む心の浄化法-許せない気持ちの答えの見つけ方

 

自分の心の中から出てくる他人を憎む心を消すにはどうすればいいのでしょう。

あなたは特定の誰かが憎くて頭から離れないことはありませんか?

頭がパンパンになって気分が悪くなってきますね。

 

よく敵をつくりたがる人がいます。

なにもないところでも、どこからか引っ張り出してきて、

 

「あの人は○○でホントに迷惑だ!」

「なぜ彼はこんなことをしてしまうのだろう?」

「常識がなってないんじゃないのか?」

 

頭の中では他人を批判することでいっぱいになっているのです。

恥ずかしながら、僕もこのような気持ちが出てきてしまいます。

あなたはどうですか?自分に正直になってみてください。

 

いかがでしょう、

実はこの他人を憎む心は誰もが持っているものなのです。

 

ですが他人を憎む心とうまく付き合っている人と、

自分の感情に振り回されて苦しんでしまう人といます。

気が付いたら頭を支配するこのしつこい存在をどうすればいいのでしょうか。

 

(前回は、自分に対するリーダーシップで自分らしくシンプルに生きるにて、

人をまとめるには自分に対するリーダーシップを発揮することが大切であり、

ネガティブな感情の意味や自分の本音の表現の仕方についてお伝えしました。)

 

 

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自立心の強い人は見下す

 

「あの人、もっと○○すればいいのに」

「大丈夫、努力すれば必ず報われるよ!」

「ダメだ、ダメだ!こんなんじゃうまくいかない」

「いや、まだまだこんなんのじゃ甘い!」

 

自立心の強い人は、つい人を変えようと思ってしまいます。

また他人だけでなく自分にも厳しい側面があります。

 

よく陥りがちな考え方に、

自分の方が他人より勝っているという思いが潜在的に潜んでいます。

 

なので上記のような思いが無意識にフッと出てきてしまいます。

自分の方が相手より勝っているから、他人を変えようとしたり、

常に他人より勝っていたいので自分に厳しくなってしまうのです。

 

この場合、相手を助けたいと思えば思うほど拒絶されてしまいます。

そんな自分を「これではダメだ!」と完璧主義にこだわりすぎてしまい、

その空回りがやがて他人を憎む心へと変化するようになります。

よく自分の思い通りにならないと嫌ってしまうのがそうではないでしょうか。

 

 

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依存心の強い人は甘える

 

「そんなのできるわけないだろ!」

「なぜ、あの人はあんなことをするんだろう?」

「もうムリ、自分にはできない・・・」

「いいから、どうにかしてよ!」

 

依存心の強い人は、相手にどうにかしてもらいたいと思います。

またすすんで自分で行動できなかったり他人に合わせすぎてしまいます。

 

依存して相手によりかかるまでは良いのですが、

自分の期待どおりの結果が得られなかったら他人を憎む心が出てきます。

よく他人のせいにしてしまうとか、妬んでしまうのは依存心が強いです。

 

自分が置いていかれるように感じたことはないでしょうか?

ほったらかしにされたと感じて怒りが沸いてきたことはないでしょうか?

これは他人に寄りかかりすぎて、自分を見失っている状態です。

 

 

自分以外を変えたいと思う気持ちを捨てる

 

自立心が強い人も依存心が強い人も、

どちらに偏っているかは実は問題ではありません。

僕たちは状況や付き合う人に応じて自立や依存が入れ替わっているからです。

仕事では上司にガミガミ言われて顔色ばかり伺っている依存の状態でも、

家庭では「父さんに任せろ!」と頼もしく自立心の強い状態になったりと、

絶えず状況や付き合う人でポジションが入れ替わります。

 

ではなにが人を憎む心を呼んでいるのかと言うと、

自分の都合に合わせたいと思ってしまう自分以外を変えたい気持ちです。

 

自立も依存も強すぎてしまうと「自分中心」の考えに偏りすぎてしまいます。

そして自分中心になってしまう理由は「怖れ」が元になっています。

 

  • 自分を守りたいから、攻撃的になってしまう
  • 自分を守りたいから、過度に下手に出てしまう

 

恐れは自分を身構えさせ、

自分を守ろうと自分中心の考え方になってしまいます。

 

もし自分以外を変えたいと思う気持ちを捨てて、

自分が変わろうと覚悟を決めれば、他人を憎む心もなくなると思いませんか?

 

完璧にはなくならないにしても、

他人に変わってもらいたいと思っている状態よりは薄いはずです。

 

 

答えは自分と相手の中心にある

 

他人を憎む心が手放せないのは、

自分中心の考え方に偏っているからです。

ではどうすれば浄化することができるのかと言うと、

 

答えは自分と相手の中心にあると考えるのです。

 

自立心の強い人は、相手の気持ちを感じ取ろうと意識することで、

「自分の考えばかりが正しいわけではないのかもしれない」

と自立と依存のちょうど中心に持っていくことができます。

 

依存心の強い人は、相手の言っていることが全てではないと意識することで、

「自分の考えていることはなにも全てが間違っているわけじゃないんだ」

と自分を受け入れてちょうど中心に持っていくことができます。

 

また不思議なことに、

自分が自立心が強いと相手が依存心が強くなり、

自分が依存心が強いと相手が自立心が強くなる傾向があります。

 

だけど中心から接するようになることで、

お互いが中心から出会って心のへだたりの無く本音で語り合うことができます。

 

この中心から出会った状態ではお互いに恐れはありません。

だからこそ損か得かで賢く判断して会話をすることをあきらめて、

今この瞬間に自分の感じたことに素直になることは非常に大切です。

 

あなたの答えが見つかることを祈っています。

 

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