自分の怒りを鎮める方法-人にイラッとする心の原因とは?

 

当時、発言してくるたびにイラッとする人間と仕事をしていました。

その人と関わると、自分の怒りを鎮めることができなかったのです。

その人は僕にとっては、よく憎まれ口を叩くような人でした…。

 

つい特定の人にイラッとして、

自分の怒りを鎮めることが難しいときってありませんか?

 

めちゃくちゃしんどくて苦しくて腹が立って…

今にもマグマが噴火しそうな勢いを抑えることに必死になるような、

こんなにも自分は苦労をしているのに、まったく報われることがない。

 

そうなんです、

 

他人にどれだけイライラしても、まず報われることがありません。

そんなイライラしてしまう原因ってなんなのでしょうか。

ついカッとなってしまう心の原因とは?

うまく自分の怒りを鎮める方法なんてあるのでしょうか。

 

それには、

 

自分が当たり前に思っていることを一度見直してみる必要があるのかもしれません。

 

(前回は、人生何もかもうまくいかないときの不要な執着心の手放し方にて、

うまくいかないと感じるときは執着を手放すことで解決する方法をお伝えしました。)

 

 

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自分の当たり前が自分の怒りの原因

 

「なぜ、あの人に言われるとイラッとくるのだろう?」

「なぜ、特定の状況になるとついカッとなってしまうのだろう?」

 

イラッとして溜め込んでしまうストレスのわりには報われない。

自分はこれだけ苦労しているのに、誰も分かってくれない。

自分はしっかりやっているのに、理解してくれない。

 

自分は…、自分は…、自分は…

 

自分にとっての当たり前は、他人にとっては当たり前ではありません。

当然、自分がやっていることは、他人もやって当たり前とは限らないのです。

 

ですが、

 

僕たちは自分ができることは、他人にも同じように求めてしまうところがあります。

僕は当時、発言してくるたびにイラッとしていた相手にたいして、

 

「他人には気の配慮を持つべきだ!だがコイツの傍若無人さが許せん!」

 

と心の中で相手を裁き続けていました。

当然、そのように思って仕事をしていれば空気が伝わり、

毎日が苦しい誰にも理解してもらえない日々の繰り返しでした。

 

 

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心の中で自ら「奴隷契約」を結ぶクセをやめる

 

自分がイラッとしてしまう原因は、自分が当たり前と思っていることです。

自分にとっての常識は、相手にも適用されてしまうのが原因です。

まずはそんな自分に気づくことが、自分の怒りを鎮める方法の第一歩です。

 

僕の場合、他人には気を使うべきというところに、

 

「自分はこれだけ気を使っているんだから、他人も気を使うべきだ!」

 

と自ら他人にたいして制限をつくり、その制限を越えた相手に怒りを感じてました。

自分にとって当たり前と思っている常識を、他人にも押し付けていたのです。

これだけ気を使ってやったのに、恩を仇で返されたと何度思ったでしょうか。

 

「人の気持ちを裏切りやがって、このボケが!!」

 

これが、当時苦しんでいたときの僕のお決まりのセリフでした。

心の中で相手を裁くこと、罰することは自分にたいして「奴隷契約」を結ぶことになります。

 

つまり、

 

自分がしていることは相手もするべきという本音を捨てることです。

自分のしていることは相手にとって当たり前とは限らないと思うことで随分楽になります。

 

そうすることで、自らを縛り付ける「奴隷契約」から解放されます。

 

 

与えることで受け取れることの意味

 

自分の怒りを鎮める方法は、「奴隷契約」を自ら破棄することです。

しかし、それでは心の苦しさから解放されるだけです。

 

心の器は常に何かで満たされている状態でなければいけません。

なぜなら、人の脳は常に空白となる部分を埋めようとする原則があるからです。

今まで苦しさで埋めていた部分に何を満たしていくのかを考えるのです。

 

そこで、

 

手に入れたいものがあるなら、自分が欲しいものをまず与えなさいということです。

 

与えることの本当の意味は受け取るときに強く感じることができます。

僕たちは受け取ることが当たり前と思ってしまうと、その有難みを理解しません。

 

たとえば、親の苦労は実際に自分が親になってはじめて分かると思います。

僕は親になったことがないのでそこらへんは何とも言えないのですが、

親になって実際のうれしさ、大切さ、純粋さ、むずかしさ、大変さを深く理解するので、

今まで自分の両親にしてもらったことがとても素晴らしいことだと、

本当の意味で理解できるのかもしれません。

 

素晴らしいと感じられるということが、やっと受け取ることができたということです。

自分が親となって与えることを通して、自分の両親の愛を理解し、やっと受け取れる。

 

与えると受け取れるというのはそういうことです。

何かを大切に思い、それを人に与えることで、その大切さが理解できる。

なのでそれを受け取ったときにもの凄く感動を味わえるのだと思います。

 

 

自分の怒りを鎮める方法~まとめ~

 

自分ばかりが苦しくて報われない。

ついカッとなってしまう自分をどうすればいいのか。

そんな自分の怒りを鎮める方法は、

 

  • 自ら「奴隷契約」を結んでいることに気づき破棄すること
  • 与えることでたくさんの感動を受け取ること

 

この2つが大切ではないでしょうか。

自分のことを理解して欲しいなら、まず自分から相手を理解していくこと。

それなのに、いつまでも被害者意識でガッチリと心を閉ざしていては、

自分のことしか目がいかなくて、イライラを起こしやすい原因となってしまいます。

 

あなたもこれからは被害者にならず、与えることを目指してみませんか。

スッキリした毎日が送れることを祈っています。

 

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