あなたは落ち込んだらずっと悩み続たりしませんか?
仕事で失敗するとなかなか立ち直れなくて苦しいですね。
そんなときに自分を褒めることが効果的なのです。
僕は今でもそうですが非常に傷つきやすい性格です。
そんな性格なので、つい他人と距離をとりたがってしまいます。
最近では店の予約をするときに店員の態度がキレ気味になってきて、
その後、1日中胸のあたりで空しさを感じて落ち込んでいました。
よくいろんな人と会って知らない人とどんどん会話できる人がいます。
またいろんなことを果敢に挑戦してどんどん成長していく人もいます。
どうしてそんなにガンガン行動することができるのでしょうか。
行動すればその分、傷つくこともたくさんあるはずです。
あなたも失敗や傷つくことは避けたいと思いませんか?
僕もできるだけそんなことは避けたいし味わいたくありません。
ですが人間である以上、考える生き物なので避けることはできません。
そうなるとショックなことや傷ついた気持ちの対処する方法が必要です。
そのための自分を褒める方法と効果についてお伝えします。
(前回は、自分の本音が言えない-自分を素直に表現するには?にて、
自分の本音が言えない本質的なある2つの理由をまず明確にして、
本音を語る上で大切なポイントについてお伝えしました。)
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子供のころは親に褒められると嬉しかった
あなたも子供のころに、
一度くらいは親に褒めてもらった経験はあるかと思います。
そのときの瞬間って嬉しかったりやる気になったりしませんでしたか?
- もっと頑張れば、もっと褒めてもらえる
- 褒めてもらえるから、もっと行動したくなってくる
- どんどん楽しさを感じられるようになってくる
褒めてもらえることで心に良い循環がまわるようになるようです。
それだけ僕たちは、認めてもらいたいという欲求があるのです。
僕は小学生1年のころに漢字の練習をしていて母親から、
「キッカケさえつかめばどんどんできるネ!」
と褒めてもらえたことで、
自分の中で”キッカケさえつかめばできる”と信じるようになりました。
幼いころは誰かに褒めてもらうということが少なからずありましたが、
大人になると自分のことを褒めてくれる人はいません。
その代わり、他人と比べることで自分を確認するようになってきます。
他人の不幸を見てホッとした気持ちになったことはありませんか?
とくに今、生きてる環境でうまくいってない人はそうなりやすいです。
僕も製造業の会社員をやっていて人間関係に苦しんでいた当時は、
他人の幸せを見ても祝福したい気持ちなんてありませんでした。
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遠慮の習慣がいつの間にか自分を認めなくしていく
よく日本人は”遠慮”をすると言われます。
たとえば誰かに褒めてもらったときに、
「いいえ、そんなことないですよ~」
こんな風な会話をしたことはありませんか?
このように遠慮をすることで世間との足並みをそろえてしまうことです。
なぜなら遠慮することで人に妬まれなくてすむというのがあるからです。
もしここで、
「いや~、最高に楽しいですよ~」
「そうなんです!家族にも仲間にも恵まれてまして~」
「最近、とくに儲かってすごく繁盛してますよ~」
こんなこと言ってしまえば仲間外れにされるかもしれません。
それよりも場に合わせて生きる方が無難で平穏に暮らせます。
もっと分かりやすい例だと、宝くじで高額当選したら隠したくなりませんか?
いきなり金貸してくれとか言われたりするのって嫌ですよね。
金持ってるからと寄ってくる人間なんて関わりたくないですよね。
そんな思いをするくらいなら遠慮して生きた方が楽なんです。
だけど遠慮が習慣になると自分のことを認められなくなるのです。
ある友人を見て分かったことなのですが、
彼のことを褒めるようなことを言うと、必ず遠慮してきてました。
「いやぁ、まだまだダメだね~」
「いやぁ、○○の方がいいじゃん!」
このように自分を受け入れられていないのです。
つまり遠慮することでいつの間にか自分を否定してしまっていたのです。
自分を否定しているので自分を信じることができません。
当然、自分に自信がなくなってしまうのは火を見るより明らかです。
そして彼は、心が固くなって自分のことが見えない状態になってしまいました。
自分のことを認めないから他人を認めることもできません。
表面上はうまくやっているつもりでも内心は不満だらけです。
遠慮とは無意識に自分を否定してしまうことにもなるのです。
自分を褒めると自尊心のレベルが上がる
多くのストレス解消の方法などは、
誰かに相談するとかカラオケでストレス解消するなどですが、
確かにそれも正しい方法ですが根本的に解決して成長していくには、
自分からネガティブに感じる感情に向かっていくことです。
それは特別なことをすることではなく、
ただただ今、身体で感じている感覚に意識を向けるだけです。
冒頭で僕は、1日中胸のあたりで空しさを感じて落ち込んだと言いましたが、
それは身体で感じる感覚をずっと感じていたからでした。
ではなぜ痛みに自ら向かおうとするのかと言うと、
それがそのまま自分を受け入れることになるからです。
他のことをして気を紛らわす方法は自分から目を背けることです。
目を背けることは自分を否定することになってしまうのです。
自分を褒めることの本質はあるがままの自分を感じることです。
もちろん「よくやった」と言葉をかけることもアリです。
それは僕もときどき自分に語りかけたりします。
そして自分を褒めたときに身体の感覚に意識を向けるのです。
そうすると胸の奥で小さく嬉しさを感じていることに気づくことができます。
ショックなことや辛いことがあったときに自分を褒めてみてください。
不思議と暖かな気持ちを身体で感じていることに気づきます。
それを感じられると辛いことがあってもリカバリーが早くなります。
つまりこれが自尊心のレベルが上がるということなのです。
この小さな反応こそがとても大切なのです。
自分を褒めるとは自分を愛すること
僕は実家にいたころ、
父親に罵声を浴びせられ怒りや憎しみや悲しみなど、
憎悪の念で身体が震え怒りが頂点に達したときに、
握りしめていたタオルをベッドに思いっきり叩きつけました。
その瞬間、怒りという感情を通して、
潜在意識が自分のことを必死で守ってくれていたんだと気づきました。
胸の奥で暗闇の中で体育座りをしているもう一人の自分を感じました。
「こいつが俺のことを見守ってくれていたのか・・・」
そして頑張っている自分が何だか愛おしく感じました。
自分のことなのに自分を客観的に見ている不思議な感覚です。
風邪を引いたときに元気な自分にありがたみを感じたことはありませんか?
同じように自分を守ってくれていたもう一人の自分を感じて、
ありがたみを感じた、そんな瞬間でした。
当たりまえの日常は当たりまえのことだけに、
なかなかそのありがたみに気づくことはむずかしいものです。
それが人なので当然のことだと思いますが、
自分の身体の感覚に意識を向けることで自分を受け入れてみる。
それが潜在パワーを上げるシンプルな方法です。
もう一人の自分と二人三脚で歩んでいけることを祈っています。
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