あなたの目の前に「壁」と感じることに出会ったとき、
どのように打開して乗り越えていくと良いのでしょうか?
一方で、目の前の問題を簡単に解決してしまう人もいます。
問題解決能力の高い人は、何が違うのでしょう。
それは、
見ている視点に違いがあるからです。
僕たちは、目の前の問題にたいしてどう乗り越えていくべきかを考えます。
一生懸命に答えを探し続けている間は、一つの見方しかできなくなるのです。
そして、
頭の中が詰まったような感じで、スッキリしない状態になります。
「行き詰まり感」が身体中に広がってしまうためです。
これは、僕たちが感じるているひとつの感情なのです。
あなたの人生で、大きい問題であればあるほど、
乗り越えるべき壁が大きければ大きいほど、
必ず頭の一部分を支配し、意識的には忘れても残り続けます。
もし、問題解決することができたなら?
「あ、そういうことか!なんだよー!」
まるで、明るい日が指してきたかのようにパッと晴れやかな気持ちになり、
心の中のわだかまりは、ウソのようにどこかに行ってしまうのはないでしょうか。
今回は、問題解決能力が高い人がどのように目の前の壁を乗り越えていくのか。
さまざまな角度からもの事が見れるための6つの手法をお伝えします。
(前回は、苦手な人との付き合い方-人付き合いアレルギーを解消する6ステップにて、
苦手な人との付き合い方は、心の中のアレルギー反応を起こしてしまうプログラムが原因であり、
プログラムを書き換えて人付き合いアレルギーを解消する6つのステップをご紹介しました。)
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1、自分への問い掛けが問題解決に繋がる
人の脳には、空白を嫌う原則があり、
自分に問い掛けることで、意図的に疑問をつくって問題解決能力を養います。
問題解決能力を高める質問:
- 今、問題だと感じていることは何だろう?
- 問題を感じるたびに、頭の中でくり返している「質問」は何だろう?
- 今の問題を乗り越える、新しく画期的な「質問」は何だろう?
人の脳は、コンピューターによく喩えられますが、
同じ命令には、同じ答えを、新たな命令には、あらたな答えに従います。
僕たちの脳も、問題に直面したとき、無意識に同じ質問をくり返しているのです。
そこをまず「見える」ようにすることで、新しい問題解決の手法が見つかるのです。
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2、問題解決能力を高めるにはコントロールの範囲を知る
- 自分が直接、変えられるもの
- 自分では直接、変えられないもの
目の前の問題に直面したときは、まず自分がコントロールできる範囲を知ることです。
あなたは今この瞬間に、どんなところまでコントロールすることが可能でしょうか?
頭の中がモンモンとしてしまう原因は、
自分がどの程度のところまでコントロールすることができるのか不明確だからです。
明確であれば、自分で変えることの範囲は自分の力で行い、
自分で変えることが不可能ならば、他人の力を借りて乗り越えることが考えれます。
大切なことは、できる範囲をハッキリと分けることです。
3、問題解決能力が高い人のモデルを創る
あなたが今、問題と感じている目の前の壁、
それを解決して乗り越えている人とはどんな人なのでしょうか?
僕たちはイメージできないことは、行動できないようになっています。
逆に言うと、イメージすることができれば問題解決することは可能なのです。
モデルとなる人物が見つからないなら、問題を解決してるあなた自身をイメージします。
落ち着いてゆっくりできる部屋で目を閉じて、
ゆっくりと深呼吸をして身体の中心に意識を集中したら「理想のモデル」をイメージします。
どこを見ていますか?何を言っていますか?どんな行動をとっていますか?何を感じますか?
理想のモデルは、きっと今のあなたとは違うでしょう。
そこに問題解決できるヒントが必ず見つかるはずです。
4、思い切って「枠」から出て考える
僕たちは、問題を解決するためにできるだけ最小の力で、最小の動きで、
コンパクトに解決して、できるだけ動きを小さくすることを考えます。
もし、その手法ではどうしても解決できない場合は、
思い切って「枠」から飛び出して考える必要があります。
それは、数字のケタをひとつ外すくらい大きく考えるのです。
こうなってくると、ゼロベースで考え直すことが必要となってきます。
最小の力をうまく活用するには、一回り大きく考えることも必要なのです。
僕たちは、今までのうまくいった手法にこだわってしまいます。
問題解決能力を高めるには、思い切った行動も大切です。
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5、心を「無」にして目の前のことに取り組む
問題が解決できないと、焦りや苦しさを感じてしまいます。
「どうすればいい?」と嘆いてしまいます。
腹を割って目の前のことに集中することです。
もの事が変化するには、時間が掛かるものです。
実際は、自分がただ焦っているだけなのかもしれません。
ただ目の前のことを淡々と・・・
たとえ吹雪の中であっても、一歩ずつ歩き続ければ、やがて目的に辿りつけます。
ただただ、心を無にして目の前のことを静かに行い続けることは大切です。
6、自分を休ませて、気持ちを切り替える
沸点まで煮詰まったら、熱を冷ましてやることです。
水が沸騰している状態では、鍋の底を見ることはできませんが、
一度覚まして動きのない状態にすれば、底を見ることができます。
もしかすると、疲労、風邪、寝不足、食べ過ぎ、飲み過ぎが問題で、
心の中を見透かすことができなくなっているのかもしれません。
また、読書をすれば脳に浸透させるための熟成期間が必要なように、
同じ行動をくり返し行うだけでなく、質を高めるために休むことも重要です。
心の充電が終わったら、きっと今までと違う自分を実感できるでしょう。
問題解決できないのは、頭の中でつくられただけ
問題だと感じてしまうのは、それを問題だと思っているからです。
身体中に広がる「行き詰まり感」は、脳の中でつくられているだけなのです。
ですが、
行き詰まり感を抱くということは、可能性を感じているからでもあります。
考えてもみれば、昔に悩んでいたことなんて今も引きずっているでしょうか。
今の解決できない問題は、1年後はどのようなっているでしょうか?
きっと忘れてしまっているほど、大したことではないと気づけると思います。
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