「間」のある空間づくりに豊かさを育むヒントがある

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「間」のある空間づくりに豊かさを育むヒントがある

 

片付けることに求めるのはすっきりしたいからですね。

そしてすっきりすることでさらに求めるものがあると思います。

ただすっきりするだけでなくそれによって期待する未来。

 

それは今の自分が変わることへの期待ではないでしょうか。

 

なぜいきなりこのようなことを言うのは、

僕達は日々の暮らしで精神的にも経済的にも豊かさを求めます。

豊かさと言うのは、余裕があってはじめて生まれるものです。

空間や時間に「間」を持たせるからこそ余裕が生まれ、

その「間」を感じる心の余裕が豊かさとも言えるからです。

 

ただ単に部屋を片付けたいと思っている人でも、

そこにすっきりしたいなどの何らかの思いがあるはずです。

その思いが片付けというひとつの答えに辿りついている。

そのようにも感じられないでしょうか。

 

「間」を感じる心の余裕があれば、

今の自分を立ち止まって冷静に見つめることができます。

どんなに順調でも自分を省みる時間はとても大切です。

そこで今回は、「間」について一緒に考えてみませんか?

 

(前回は、気分が晴れないときこそ片付けることで得られるスッキリ効果にて、

気分が晴れない原因やそうした状況が何を意味しているのかを理解して、

うまくいかない状況でまず何を考えるべきかをお伝えしました。)

 

 

日本は「間」を大切にする文化を持つ

 

合間、隙間、間違い、間が差す、間が怖い・・・

日本には「間」を表現する言葉がたくさん使われています。

この「間」には2つの意味合いで使われます。

 

  • 時間 = 会話が途切れると焦ってしまう
  • 空間 = クローゼットの中にはまだ余裕がある

 

ひとつの言葉が両方に使われています。

ですがいずれも感じるものであって目には見えません。

だけど確かに存在するもので、心に強く影響を及ぼします。

この「間」も目には見えない大切なもののひとつなのです。

 

「間」のある空間づくりとは、

あえて何もない空間をつくることで物理的な余裕を持たせて、

主に視覚から入った情報によって心にも影響を与えることです。

 

「物を大事にしなさい」

 

これは僕達が幼い頃からずっと聞かされてきた言葉ですね。

もともと日本人は必要最小限の暮らしをしていました。

なので昔の日本家屋には収納スペースはなかったと言います。

押入れという概念は江戸時代に入ってからなのだそうです。

 

ところが物を大事にするというと、

不要な物までをいつまでも取っておくのようになってしまいました。

そうなると空間そのものに余裕は生まれなくなります。

まさしく現代人の抱えるストレスとリンクしているようにも感じます。

 

 

多くの人は「間」を怖れてしまう

 

会話が途切れると焦ってしまう

収納スペースにぎっしりと詰めてしまう

 

とくに初対面やあまり認識の浅い関係では、

会話が途切れてしまうとギクシャクして焦ってしまいますね。

ここで「間」ができると嫌でも自分を感じざるを得なくなる。

そして「あの人とは合わない」という結論になったりします。

 

部分は全体を包括するという言葉があります。

 

武道などで相手の構えを見ただけでレベルが分かるということです。

あなたが住んでいる部屋は物がぎっしり詰まっていないでしょうか。

一度、しまい込んでから何年もほったらかしにしていないでしょうか。

 

「自分にはこれは向かない・・・」

「あの人とは会話が通じない・・・」

 

それは単に自分の心に余裕がなかっただけだったりします。

余裕がないから焦った気持ちに流されて目に見える対象のせいにする。

そんな自分になっていないかどうかをチェックするポイントは、

自分の部屋の状態から知ることもできるのです。

 

確かに世の中、合わないと思うことは多いと思います。

ですが少しだけ、自分を省みる余裕もあってもいいのかもしれません。

その上で判断してみてもいいのではないでしょうか。

 

 

「余白」の美しさは心で感じること

 

本来、「間」とは空白の時間のことではなく、

良い流れをつくるための一呼吸のようなものです。

 

この日本人ならではの感覚には「余白」というものがあります。

日本の絵画には「余白」が多く、西洋の絵画には存在しません。

西洋では何も描かれていない空間は未完成の部分だったそうです。

しかし、日本の絵画はあえて何もない空間を描いています。

 

  • 両手にたくさんの花束を贈られる
  • たった一輪の花をそえて贈られる

 

それを受け取ったときの感じ方は違いますね。

どちらが良いか悪いかではなく、どう感じるかなのです。

ですが余白のあるくらし-「美」のあるシンプルな生活にあこがれてでは、

空間にあえて「余白」をつくることで贅沢なスペースになると伝えてますが、

 

その本質は「余白」が生みだす美しさには「余韻」が感じられるからです。

 

この余韻を感じられる心の余裕こそが、

豊かな暮らしを育んでいくヒントがあるのではないでしょうか。

 

 

「間」のある何もない空間づくり

 

僕は先日、所有していた服の半分を手放したのですが、

リサイクルショップに持っていく最後の最後まで迷いがありました。

 

「勿体ない・・・」

「まだ使える・・・」

「何だか心が苦しい・・・」

 

いろんな感情が物に宿っていたのを感じながら、

いざ手放してみると後悔なんてひとつも感じないのです。

今まであんなにあった強い思いは一体何だったのだろうか・・・

しばらく、自分のことが分からなくなってました。

 

だけどすっきりしたクローゼットやキッチン、

そこに身をおいて空間を感じてみると落ち着いた感じがするのです。

余裕のある収納スペースが視覚を通して心にも余裕を感じさせる。

 

結局のところ使わない物をいつまでもとっておくよりは、

たとえ気に入っていても手放した方が心に良い薬になると思いました。

そんな空間に身をおきながら今日一日を過ごしていく。

 

人は思い描いたことが現実になると言います。

無理にお金を使わなくても「間」のある空間づくりはできます。

なりたい自分になることへのヒントがここにあるのではないでしょうか。

 

心豊かな暮らしが実現できることを祈っています。

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