生活空間の中に「美」をとり入れる。
これが余白のあるくらしです。
シンプルライフの生き方は、実は上質な生活へと導くのです。
美しい空間と聞くと、
あなたはお金が掛かっていそうなイメージがありませんか?
美しさとは、空間に余白をつくり、
贅沢なスペースに見せているのです。
豪華な装飾品がギッシリとしき詰められた洋室と、
床の間に花をたった一刺しだけ飾った和室、
心に感動を与え、いつまでも惹きつけられてしまうのは後者なのです。
美しい空間は、不要なモノを捨てることからはじまります。
減らすことで、美しくなります。
いかがでしょう、
これならお金を掛けなくても空間に「美」をとり入れられると思いませんか?
高価な芸術品やブランドを買い入れる必要はありません。
かと言って、100円ショップなどの安物ばかりでは心は満たせません。
(前回は、ミニマリスト(最小限主義)-断捨離で物を持たないノマド生活へにて、
ミニマリストと同時にノマドライフに憧れを抱く人も増えはじめており、
そして理想のノマド生活を送るのに必要な心構えなどをお伝えしました。)
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シンプルライフ、ミニマリスト、断捨離で目指すこと
シンプルライフ、ミニマリスト、断捨離など、
これらに共通したものがあります。
それは、
実際の部屋の中にあるモノを少なくしてくことではあるのですが、
その根底にある思いは、
減らすことで、良くなっていくこと
これが目指していることの”大枠”なところにあたると思います。
ではなぜ、”大枠”なのかと言うと、
求めている先が人によって違ってくるからです。
ある人は不要なモノを徹底的に捨て去ってしまい、
本当に必要だと感じるモノを入れていくと、
結局、部屋の中のモノの量自体は、依然と変わらないかもしれません。
ですが、
明らかに違いがあるのが、心から納得するモノで満たしているということ
不要なモノを減らすことで、良くなっているのです。
足りないことを意識すると、どんどん足し算するようになりますが、
足りていることを意識すると、どんどん引き算していくようになります。
僕たちは、ついつい自分に必要なものはなんだろうかとプラスさせることを考えますが、
本当に必要なことは、何にこだわっているのだろうと自分自身を見つめることなのです。
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余白が生みだす「美」
美しいものを見たとき、
僕たちの心にはある現象が起こりはじめます。
それは何だと思いますか?
それは、余韻です。
簡素で清浄な美しさがストレートに表現されていれば、
人の感情に強く静かに響き渡り、心に余韻を残します。
その余韻を残す「美」のデザインのあり方は、
自然のなりゆき
今、住んでいる部屋の構造、柱、壁、床、収納など、
その空間の中に違和感なく自然に溶け込ませていくことです。
今あるものを生かすには、「余白」をうまくとり入れることです。
そうすれば、自分の彩る空間が自然のなりゆきの如く美しくなります。
人生に「余白」をとり入れると「豊か」になるように、
部屋に「余白」をとり入れて「美」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
きっと本当に求めていたもので満たせるはずです。
「美」をつくる具体的な方法「引き算」
日本人は、余白の美のエキスパートでもあります。
短歌、俳句、掛軸、生花、枯山水・・・
不要なものが削ぎ落とされた美しさに心惹かれるものがあります。
余白の美は「引き算」によって築かれます。
なにもむずかしく考える必要はありません。
減らして掃除をするだけで美しくすることができます。
たったこれだけのことです。
これが、
「引き算」による美のつくり方です。
元々ある素材を生かしていくために、
そぎ落として、綺麗に掃除してみましょう。
そうれすば、本来の「美」を取り戻すことができます。
そして、
そこにちょっとしたアクセントを加えれば、
より空間を楽しめるようになるでしょう。
そのアクセントは、あなたの「好き」を入れることです。
余白のあるくらし
シンプルな生活に憧れる人は多いと思います。
せっかくその思いがあるのなら、実行して欲しいと思います。
ですが、
実際にはどのように考え、どのように行動すれば良いか分からない。
多くの人はそこ壁を感じてしまうのではないでしょうか。
今回の内容が、そんな人たちの良き刺激となれば良いなと思います。
引き算はときとして、足し算になります。
人生と数学は少し違うのかもしれません。
増やすのをやめて、減らしてみる。
そうした発想をしてみるのも、面白いのかもしれません。
あなたも身の回りの空間に「美」をとり入れてみてはいかがでしょうか?
大切なものに囲まれたシンプルな生活を送れることを祈っています。
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