シンプルな生き方はクリーンで快適なイメージがありませんか?
余計なことを考えず、
必要なことに集中して人生を送る。
ときにはムダも取り入れて遊びを愉しむ心の「余裕」を持つ。
あなたもこのようなシンプルな生き方に憧れているのではないでしょうか。
求め続けるなら付け足すのではなく、省いていく。
減らすことでより良くなっていくようです。
ですが、
僕たちは得たい結果を求めて行動していくと、
常に何かをプラスする方向へと走ってしまいますね。
あれもこれも付け足して付け足して、
頭がいっぱいでパンパンになるくらい付け足すことばかり…
「あれもしたい、これもしたい」
「ここを目標にするなら、まずこれをやっておかないと」
「やりたいことがいっぱいあって迷ってしまう」
その前に考えておくべきことが、
手にしたい結果の前に何を捨てるべきか。
そして、
ひとつ自分の中に取り入れたのなら、
ひとつ自分の中から手放すものを決める。
より質の良い付け足しをしていくためには、
減らすことを考えるのが先なのかもしれません。
それがシンプルな生き方、
つまりシンプルライフの「引き算」の考え方です。
(前回の記事、マイナス思考を克服-無理にポジティブに考えない4つの考え)
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「空白」をつくる
休日、仕事、移動時間、スケジュール、生き方、食べる量。
食べ方に関して言えば「腹八分目」などの言葉があるように、
ある程度の空白を意識することが特に日本人には必要かもしれません。
たとえば、
休日の過ごし方では、いつも予定を入れておきたいと思いませんか?
「明日は○○と会ってを□□をして夜には△△をする予定」
まるで予定が埋まっていることを美徳とするような風潮が、
世の中には広がっているように感じます。
確かに予定が埋まっていると何だか気持ちも満たさるところもあるようです。
もし、そんな予定がぎっしり詰まった状態に、
意図的に時間の余裕をつくるとしたら?
実は空白をつくることは決してムダなものではなく、
脳の機能を活性化させる上でも大切なことなのです。
・もの事を楽しむ余裕が生まれる。
・ホッと一息つくことで次への活力を重鎮することができる。
・落ち着いた状態でスタートしてベストな能力を発揮できる。
・全体像を把握することができて本来の目的に向かうべき軌道修正ができる。
・本当は何が大切で何がしたいのかを改めて再確認できる。
・気付かず受動的になっていた自分から能動的へと戻すことができる。
もし、空白をつくることをしなければ、
段々と行動が貧しくなって発想力や機転が効かなくなり、
どんよりと暗い気持ちで日々を過ごすことが多くなるでしょう。
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一点に「集中」
良く切れるナイフであるほど鋭く磨かれていると思います。
余計な考えを捨てていくと、
人生は鋭く磨かれていくのかもしれません。
「これだけは大事だ!」
っていうくらいのものだけ残して、
そして、
それをとことん磨いていく。
僕は2010年の初夏、
あるセミナーで「感じたことをただ語るだけ」というシンプルな考えを、
今も変わらずただ行っているだけです。
特に「迷い」を感じたときほど、
原点に戻って一点に集中することが大切だと感じています。
シンプルな生き方で快適に過ごすために、
減らしていきましょう。
そして、
一点にのみ集中していきましょう。
これがシンプルライフの考え、
「選択と集中」です。
生き方の「美学」
スポーツカーは走りの性能だけを追い求め、
居住性、乗り心地、荷室空間など、
走り以外のあらゆる機能を削ぎ落としています。
その代わり走りの性能に関しては洗練されている。
なのでスポーツカーは一部では「美しい」とも言われています。
それは、
削ぎ落とすという「引き算」をすることで、
持っている本来の性能が生かされる=「足し算」となるようです。
本当の「足し算」とは、
不要なものを捨てて残った本質を洗練させていくことかもしれません。
シンプルな生き方とは「引き算」が基本です。
引いていくことで足されていくものが美しいのかもしれません。
引き際が肝心
もしあなたが望む結果を出せずにずっと今の行動を取り続けているならば、
それをいつまで続けますか?
きっと期限が決まっていないのではないでしょうか。
それは、
本来いるべき場所とは違うのかもしれません。
なぜならば、
自然と先が見えてくるものだと思うからです。
そして、
行動そのものもそんなに苦しさを感じないのかもしれません。
好きなことはやっぱり楽しいものです。
もし、今の行動に重荷を感じるようであれば、
それを手放して、
好きなことを追いかけてみませんか?
ただ、好きなことだけ。
とてもシンプルだと思います。
あなたの生き方が見つかることを心より祈っています。
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