インナーチャイルドの癒し方!心の声を聴く為の7つの方法

 

ずっと抱えてる悩みを解決したい。

いつも同じ問題を抱えて原因が分からない。

感情の制御が利かなくて迷惑を掛けてします。

 

あなたはこんな悩みを抱えてませんか?

実はこうした悩みは心の深い部分と繋がっていて、

なかなか解決することが困難だったりします。

 

そしてその正体はインナーチャイルドと呼ばれる、

心の中の「内なる子供」が絡んでるケースがあり、

それを癒やすことで解決することができるのです。

 

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インナーチャイルドとは?

インナーチャイルドの癒し方!心の声を聴く為の7つの方法

 

インナーチャイルドとは何かと言うと、

 

幼少期に傷付いたまま残っている心・・・

 

のことを言います。

または子供の頃の未解決の感情とも言います。

例えば親や先生の期待に応えようとしたり、

友達に嫌われないように自分を演じたりして、

 

本来の自分を押さえて生きることが原因です。

 

それによって心に傷を負って生きてしまうので、

大人になってもその傷を引きずってしまうのです。

例えば、このような心当たりはありませんか?

 

「~じゃないと!」

「~しきゃいけない!」

「どうせ~」

 

自分で自分を追い込んでしまうとか、

不安や焦燥感、それに自己否定をするとか、

自分を縛ったり批判したりすることです。

 

けどこれにはちゃんと理由があって、

このように自分を偽らなければ、

  • 愛されない
  • 大切にされない
  • 存在してはいけない
  • 見捨てられる
  • 孤独になる
  • 価値がない

 

このような恐怖や悲しみを、

無意識に背負っているからなんですね。

けどこのまま生きていくのはとても辛くて、

なのでインナーチャイルドを癒やすことで、

本来の自分を取り戻せるわけです。

 

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アダルトチルドレンとの関係

 

アダルトチルドレンを調べてみると、

以下のようなことが書かれてました。

  • 親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人[1][2]。「adult children of alcoholics」の略語(ACOA、ACA、アルコール依存者のアダルトチルドレン)。アメリカでアルコール依存症治療との関わりの中で生まれた言葉である[1]
  • 親や社会による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人。「adult children of dysfunctional family」(ACOD、機能不全家族のアダルトチルドレン)[3]。機能不全家族の下で育ったことが原因で(大人になっても)深いトラウマ(外傷体験)を持つという考え方、現象、または人(大人)のこと。

引用元:Wikipedia

 

つまり子供の頃に気を使って、

大人のように振る舞って過ごしたきたことで、

大人になって生き辛くなることを言います。

何故生き辛くなるかと言うと、

 

本来の自分を押さえて生きたからです。

 

なのでそれが自分を傷付けることになり、

その傷が癒さないから生き辛くなるわけです。

またアダルトチルドレンにはタイプがあり、

  • ヒーロー【英雄】何らかの能力に秀で、家族の期待を背負う子
  • スケープゴート【犠牲の山羊】家族の中の問題児役
  • ロスト・ワン【忘れ去られた子】存在しないかの様に息を潜めている子
  • プラケーター【慰め役・小さなカウンセラー】辛そうな家族に寄り添う子
  • クラン【道化役】家族に笑いをもたらそうとする子
  • イネイブラー【支え役・偽親】親のように家族のお世話をする子

 

上記は代表的なものとなります。

こうした本来とは違う自分を演じることで、

自分を守る為の保護機能が働いてるわけです。

 

結局インナーチャイルドって何?

ここまでの説明をしたところで、

アダルトチルドレンとインナーチャイルドって、

何だか同じ意味のように感じませんでしたか?

そこで以下の内容をご覧下さい。

アダルトチルドレンの回復方法では、「インナーチャイルド」(内なる子供)という概念が広く採用されている[41]。心の傷を負う前の、純真無垢な自己の部分といった意味のメタファーで、ニューエイジ・精神世界・スピリチュアル系でよく使われる用語である[31][25]

引用元:Wikipedia

 

要するにアダルトチルドレンとは、

  • 自分を守る為に自分を偽って生きること

 

そしてインナーチャイルドとは、

  • それによって傷ついてしまった心のこと

 

ということになります。

インナーチャイルドを心の奥に抱えた人が、

アダルトチルドレンと考えると良いでしょう。

 

インナーチャイルドはとてもデリケート

インナーチャイルドの癒し方!心の声を聴く為の7つの方法

 

まだ幼かった子供の頃の経験というのは、

大人になっても強く影響を受ける場合があり、

インナーチャイルドはそこに深く関ります。

 

無条件で受けるはずだった両親からの愛情。

それを十分に受けることができなかったり、

家庭環境が複雑で心に不安を抱えるなど、

常に傷付きやすい日々に晒されていくと、

その時の体験は潜在意識に深く刻まれます。

 

すると深く刻まれた心というのは、

大人になっても癒されずに残ってしまうので、

それが原因で人生の足枷となるわけです。

 

だからこそ癒やすことが大切なんですが、

時と場合によってはいきなり関わろうとせず、

そっとしておく方が良い場合もあります。

 

それだけインナーチャイルドというのは、

心のデリケートな領域に関わることなので、

強く感情を刺激することにもなるんですね。

 

同じ過ちを繰り返してしまう原因

そもそも腹が立つことや悲しいことって、

なぜ起こるのかを考えたことはあるでしょうか。

それは周囲の影響やこれまでの経験が元です。

なので人それぞれ入るスイッチが違うわけです。

 

例えば母親に置き去りにされた経験があれば、

恋人にメールを送ってもすぐに返事がない場合に、

悲しみや不安からイライラが沸き起こってしまい、

つい冷たい態度をとってしまうなどがそうです。

 

それが原因で何度も別れを繰り返すようなら、

その悲しさや不安という感情の引き金こそが、

インナーチャイルドが癒されていない・・・

ということが言えるわけなんですね。

 

このようなケースでは、

インナーチャイルドという元の部分を知らず、

目の前に起こった出来事に対して対処をしても、

同じ過ちを繰り返して苦しんでしまうわけです。

なのでこの場合は根本的な問題である、

 

「母親に置き去りにされた~」の過去を見つめ、

その根本的な原因を癒す必要があるのです。

それを「インナーチャイルドを癒す」と言います。

 

インナーチャイルドに善悪はない

 

最初にもお伝えした通りですが、

インナーチャイルドとは「内なる子供」のことで、

シンプルに言ってしまえば、

 

幼少期に傷付いたまま残っている心・・・

 

このことを言います。

つまり子供だった頃の思考パターンや習性が、

成長して大人なっても残っている部分のことです。

 

心の症状を分かりやすく表現したもの

一般的には幼い部分が残る思考や習性というのは、

ネガティブに受け取られることがよくあります。

 

例えば今の自分に制限を掛けているのは、

インナーチャイルドを癒やす必要があるとかです。

けどインナーチャイルドに良い悪いは関係なく、

 

自分の中にある心の一部分に過ぎません。

 

確かに人は成長に伴って考えることが成熟します。

それによって社会を生き抜くことができるわけです。

ですが何らかの理由で成長が阻害されてしまうと、

心の成長ができなくて今を生きる枷となるんです。

 

その何らかの理由がインナーチャイルドに比喩され、

心の中の根本的な問題を癒やすことができれば、

心の中の枷が外れて生きやすくなるわけです。

 

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1、あなたのインナーチャイルドとは?

 

あなたの今でもトラウマに感じていること、

どうしても変えられない今の自分に影響を及ぼしている習慣など、

まずは、自分の傷ついた子供の心を見つめてみましょう。

 

たとえば、他人のちょっとしたイライラした感情の声を聞くだけで、

心拍数が上がり、視線が定まらなくなったり、呼吸が浅くなったりなどです。

 

なぜ、そのような反応が起こると思いますか?

子供の頃に傷付いた心が、あなたを守るために行っていた防御の仕方なのです。

その反応は、あなたを守るために潜在意識が危険信号を送っていたのです。

 

2、傷付いた過去に戻る

 

出来事が起こる瞬間まで、過去にさかのぼります。

1、では、インナーチャイルドの反応を見つめて再確認したので、

今度は、その感覚をもとににして過去に起こったであろう出来事までさかのぼるのです。

傷付いた過去の瞬間までの戻り方:

  1. 目を閉じて、前方に未来、後方に過去の一本のラインをイメージします。
  2. イメージの中でゆっくりと過去の方向に後退していきます。(後ろ向きでも振り向いて進んでも、実際に歩いて後退しても構いません)
  3. 直感を頼りにピンと感じたものがあれば立ち止まって味わってみます。
  4. 「ここだ!」と思う瞬間を確信したら、一歩過去に下がって出来事の起こる前で立ち止まります。

 

ポイント

*過去の瞬間を見つけることができない場合でも時間を掛けて行いましょう。

*大切なことは過去にさかのぼっているときに感じる感覚に意識を集中することです。

 

3、インナーチャイルドを見つめる

 

出来事の瞬間をしっかりと確認することができたら、

パソコンの3D映像のように、横から後ろから真上から斜めから眺めてみましょう。

 

幼いあなたはどんな表情でしょうか、どんな姿勢でしょうか、どこを見ているのでしょうか、

何を考えていたのでしょうか、何をしようとしていましたか、何を大切に思っていましたか?

 

もし、つらく感じてきたら、一旦心を落ち着かせるために現在に戻りましょう。

目をパッと開けて今現在に戻り、ゆっくりと深呼吸を行い心の状態を整えます。

 

4、傷付いたインナーチャイルドを癒す

 

インナーチャイルドを観察していると、いろんなことに気づきませんか?

幼かった頃のあなたは、幼かった頃のあなたの視点ひとつでしか見ていませんでした。

今こうやって改めて過去にさかのぼり、様々な角度から見つめることによって、

過去の出来事が、単なる「思い込み」だった場合だってあるのです。

 

「なーんだ、そうだったのかー!」

 

ときには、自分の思い込みから解放されて生き方がラクになる人もいます。

違う角度から改めて過去の出来事を見つめることは、

自分を再確認し、自分を正しい方向へ導くために大切なステップでもあるのです。

 

あなたは、頑張っているインナーチャイルドを優しく抱きしめてあげてください。

 

「よく頑張ったね、君は何も悪くないよ」

 

と傷付いた幼い頃の自分に優しく語り掛けてあげましょう。

しばらくすると、暖かい感覚のようなものを感じられたりします。

それは、今のあなたと過去のあなたが繋がった瞬間なのです。

 

5、インナーチャイルドの声を聴く

 

しっかりと存在を確認して、受け入れて認めてあげることができたら、

今度は傷ついた子供のあなたの本音を聴いてあげてましょう。

 

「どうして、その行動を選択したんだい?」

 

このように、インナーチャイルドに優しく語り掛けてあげてください。

しばらくすると、身体の感覚、イメージの中で語り掛けてくる、ひらめきなど、

何かハッとするような大切なことに気づく瞬間が訪れるはずです。

 

それは、両親を喜ばせようと、自分を押し殺してしまっていたことかもしれません。

自分あ我慢すれば、周りは平和でいられるという理由だったのかもしれません。

 

そのときの決断は、決して楽なものではなかったはずです。

そして、きっとつらい選択でもあったのではないでしょうか。

ゆっくりと時間を掛けて心の声を聴いてあげてください。

 

6、本当はどうしたいのかを聴いてあげる

 

しっかりとインナーチャイルドと向き合ったら、

今度は、本当はどうしたいのかという望みを聴いてあげます。

 

本当の望みとは、傷ついたことによって閉じ込めてしまった「本来の自分」を取り戻すことです。

 

本当は、自分らしく振る舞って両親から愛されたいと思っているのかもしれません。

難しいことは考えずシンプルに、自分らしくありのまま素直に。

 

7、自分を変える決意をする

 

子供の頃に傷ついた心を解放するだけでは、何も変わることができません。

大人になった僕たちにふさわしいカタチに行動を変える必要があるのです。

 

6、でインナーチャイルドの本当の望みを聴いてあげました。

それをもとにして、今後どのような行動を選択するかを決めます。

 

たとえば、恋人にメールを送ってもすぐに返事が遅い場合、

悲しくなって、次第にイライラして当たってしまっていたところを、

部屋の掃除をしてスッキリした気持ちになることを選択するなどです。

 

スイッチが入りそうになってきたと察知したら、別の行動をすることが大切。

それが、あなたがこれから行うあなたらしい決断となります。

 

インナーチャイルドの癒し方

 

起こってしまう身体の反応をしっかりと見つめ、

そして過去にさかのぼり、様々な角度から眺めることで新たに気づき、

気づきを得て、本当はどうなりたいのかを感じ取り、

それをもとにして今後の行動を決めること。

 

きっとあなたは、自分の望む人生を歩めるはずです。

インナーチャイルドを癒して、自由に生きれることを祈っています。

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